【薬の効果と副作用】高血圧は必要悪なのか!?
ものすごく元気なのに・・・会社の健康診断で血圧が少し高いと言われてしまった方も多いのではないでしょうか。
病院に行くよう促され、いくとどうでしょう・・・
いたって元気なのに、突然一日何錠もの薬を飲みなさいといわれます。現在の高血圧の薬は、血管に作用するものと、体の水分を減らす利尿剤などといった具合に、複数の薬剤の組み合わせで治療がおこなわれています。
【血圧】なぜ年をとると血圧はあがるのか?
どんなものでも、経年劣化しますよね。
それと同じで、血管も年を取ると劣化します。血管とは広がったり狭まったりすることで血液を流す働きがあるため、劣化した血管はその収縮力がなくなり血液を運ぶ能力が落ちてしまいます。
でも、年をとっても体は血液を必要とします。そこで、どうするか?
血圧をあげて、劣化した血管でも血液を運べるようにするわけですね。
したがって、身体の各組織に血液をめぐらせるためには、劣化した血管にはそれにふさわしい圧力が必要というわけです。
しかし、健康診断で「高血圧」と診断されると、病院を受診するように言われて、私たちは血圧をさげるために薬を飲むことになるのです。
これって、本当に必要な医療なのでしょうか?
【副作用】血圧を下げすぎると、認知症になりやすい?
上で書いたように、劣化した血管にはそれ相応の圧をかけないと血液がまわらないという現象が起こります。
その最も顕著な組織が脳と言えるでしょう。
能はものすごく多くのことを行っており、多くの酸素や栄養を必要としています。その酸素や栄養を運ぶのが、まさに血液ということになりますよね。
しかし、脳は直立歩行の人間にとって、一番血液を送るのに力が必要な場所なんですよね。なぜなら心臓から重力に逆らって血液を送らないといけないからです。
これには、とうぜんながら劣化した血管では、それなりの圧力が必要ということになります。
したがって、治療で血圧をさげるとどうなるでしょう。必要な酸素や栄養が脳に十分届かなくなってしまいます。もちろん突然脳の活動が停止するなんてことはないですが、徐々に酸素が届きにくい細胞が死んでいき、次第に脳の働きが低下してきます。
まだ因果関係は証明されていませんが、最近では「認知症」は脳への血液供給不足であることが言われ始めました。
高血圧の範囲が大幅に広げられ、これまでなら治療の対象にはならなかった軽度な(すなわち生理現象の範囲内の)高血圧の人々が、病院に行くように言われ、薬を飲むように言われ、無理に血圧を下げすぎることで・・・認知症が進行したり、認知症を発症したりしたら・・・
どちらが、QOLが下がるかというと・・・いうまでもなく「認知症」です。高血圧もたしかに血管破裂などのリスクもありますが、それはものすごく血圧が高い人のリスクです。そういった人には医療(薬)の力で、リスクを下げる程度に血圧を下げればよいのではないでしょうか。
Michiyoの祖母も実は認知症で、現在施設に入っています。
おばあちゃんは若いころから低血圧でした。そんなおばあちゃんも、70歳を過ぎたころから血圧が上がりはじめましたが、そのときに血圧をさげるお薬を飲み始めました。
血圧を下げたことが原因かどうかはわかりませんが、78歳ごろから「認知症」の初期症状がではじめ、80歳で家族のことが分からなくなりました。
このころはまだ自宅で生活していましたが、時間の感覚もなくなり、夜に家を出て迷子になったあげく、コケて骨折してしまいました。
骨折によって寝たきりになったことをきっかけに、さらに認知症がすすみ、その後は家族のことはおろか、自分が誰なのかも、どこに住んでいるのかもわからなくなりました。
そうして5年ほど前(82歳のころに)介護施設に入りました。
自宅がわかるうちは、家で生活することにこだわっていましたが・・家かどこかもわからなくなってしまっては、介護する家族の負担ばかりが増えて、そのころはみんながストレスをためていて本当に悲惨な状況でした。そんな祖母は90歳手前になった今も、健康には全く問題なく暮らしています。ただし、自分が誰なのかも、会いに来る家族もわからず、孤独な状況でです。(もちろん、孤独という感情があるのかどうかすら、わからないですが・・・)
とまあ、「認知症」のおそろしさは祖母のことをきっかけに身にしみて感じています。
それと比べてはいけないかもしれませんが、高血圧による「脳出血」や「心臓破裂」は、軽度の脳出血ならすぐに元の生活に戻れますし、心臓破裂などでゃ、ぽっくりいってしまいます。私は、どちらかを選べと言われれば、後者を選んでしまいます。
【降圧剤の副作用】Michiyoの彼も高血圧で薬を服用していました【体験談】
少し「認知症」のことに話がそれてしまいましたが、実はMichiyoの彼も中年を過ぎた体であり、血圧が高いです。
彼も会社の健康診断で指摘され、病院を受診して薬をのんでいます。
するとどうでしょう。血圧が正常範囲内にさがりました。しかし、それと時を同じくして「肺水腫」になっていたのです。
肺水腫とは、肺がうっ血した状態のことです。
心臓から肺に送られた血液がうまく心臓に戻ってこれず、肺にたまっている状態のことです。軽度のため、とくに日常生活への影響などはありませんが、これはまさに「血圧を下げすぎた」ことによる現象です。
彼の場合は肺でしたが、というより肺はすぐにわかりましたが、もしかすると脳への血液供給量も減ってしまっていたかもしれません。実際に、彼はこの数年急激に物忘れが激しくなりました。
物忘れというより、何度も何度も同じ話をするようになったのです。5年前では考えられなかったので、脳の活動が落ちてきている可能性は否めません。本人は年のせいかなと言っておりますが、認知症の初期段階と言えなくもないので・・・私はものすごく怖いです。でも見守るしかないですね。
医療に対する考え方は人それぞれですし、何かをすすめたり、やめさせたりすることは、例え家族でもなかなかできることではありません。
結局は本人次第です。彼の場合は医療の知識などもものすごくあるので、私が意見を言うなんてことは絶対にしません。
ただ、何も知らずに医者や医療を妄信してしまっている方々には、薬の副作用や、日本の医療の裏側についても知っていただき、自分の意志で医療を選択してほしいなという思いで、ブログでの発信は続けて行こうと思っています。
今回は、「高血圧」に関する医療についてのお話しでした。
高血圧だけでなく「生活習慣病」のほとんどは高齢に伴う生理現象
健康診断や、病院の検査で、血圧や血液検査の数値を指摘されたりすると・・・やはり「ドキッ」としますよね。治療を受けないとと反射的に思ってしまうと思います。
私も自分がそういう指摘をまだ受けたことがないから、こんなことが言えるのかもしれません。
しかし、上に書いたように「高血圧は高齢に伴う生理現象だ」ということだけでも頭の片隅においておくと、治療を急ぐ気持ちはなくなるかもしれませんね。
医療は医師や看護師といった医療従事者にしかできない行為ですから、どうしても「受ける」しかないわけですが、完全な「受け身」にはならず、自ら情報収集して「選択」するということが大切だと思います。