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【子育て】 子育て環境や教育は子供の知能にほとんど関係ないという現実

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【子供のIQや才能】教育ではどうにもできない遺伝の問題

言ってはいけない

こんにちは、Michiです。今日はママ(子育て)レポです。

子育ての大切さが強調されるようになったのは、つい最近のことです。その背景には、経済が発展し、晩婚・核家族化がすすみ、親が一人の子供にかける労力が増えてきたからでしょう。

数十年前なら、子供は大家族の一員でしかなかったし、教育が将来を左右するなんて感覚もまだありませんでした。

さて、そんな私も子供は一人しかもうけませんでした。一人っ子にもそれなりにリスクや寂しさなどがあるかと思いますが、私は2人兄妹で育ったことで幼少期に辛い経験があったので、どちらも良いところと悪いところがあると思っており、自分の子供には一人っ子という環境を選びました。

我が家では、一人っ子だからといって教育熱心といったことはなく、自由奔放に育てています。なぜなら、私は『子育て神話』には懐疑的な意見をもっているからです。

今回はそんな私の意見と合致した橘玲さんの著書『言ってはいけない』を題材に、子供の知能や才能についての見解をまとめていきたいと思います。

 

【IQ測定がなくなった理由】知能は測るものではない!?

みなさん、自分のIQがどれくらいか知っていますか?

自分の子供のIQや、子供の父親のIQは知っていますか?

おそらく知らない人が多いのではないでしょうか。

私は、幼稚園の頃にIQを測定されたようです。実際の数値を知ったのは18歳で大学に合格したころに、『やっぱりあんたはIQ高かったからね』と両親に言われ、そのときに数値も教えてもらいました。

兄も私も、両親によって(あるいは幼稚園によって)、子供の頃にIQを測定されていたのです。ここでは具体的な数値は避けますが、兄は平均値付近、私は平均帯の上でした。

しかし、そんなIQを測定するということが、近年避けられてきました。人は知能について比較することを避けるようになっていったのです。成績やIQといった指標はあるけれど、それは知能とは言えないという考え方に変化していったからです。

「ひとの賢さにはちがいがある」

「すべてのひとはそれぞれ個性的に頭がいい」

といったきれいごとの理論を展開してきたとも言えます。

実際に日本では、子供のIQ測定が20年ほど前に廃止になりました。成績も公開されなくなりました。以来、知性については理想論を展開し続けてきたのです。

しかし、どんなに数値化することを避けても、成績順に並べないように気を付けても、義務教育を終えた後の受験や、就職では、はっきりとした順位がつけられるのが現実です。

そしてその順位こそが子供の将来に大きく影響するということを、誰もがわかっているのです。

そうなるとどうでしょう。今度は「知能」を否定することから視点がかわり、「知能は遺伝する」ということを否定する方向に話が進んでいったのです。

IQ測定をやめても、結局は義務教育後にはっきりとした順位付けがおこなわれる・・・どんなに見えないようにしても、見えてしまう知能の差。それならば、知能は遺伝とは関係ない、教育のちがいだと言いたくなるのが大人というものです。だって、わが子の行く末が、親からの遺伝で決まるなんて、よくも悪くも認めたくないですよね。

 

知能は遺伝ではなく環境によって決まると言う「環境決定論」へ

そんな、どんなに隠そうとしても見える化されてしまう知能。その知能によって将来への影響が及ぶということになってくると、いったいその知能は何で決まるのかということに皆の関心が集まります。

この議論をする上で、まず知能には2種類あるということが挙げられました。

1つは「認知能力」。

もう1つは「非認知能力」。

実はこれまでの統計からも「認知能力」については、極めて遺伝的な要素が強いことが知られていました。「認知能力」は知能の大部分を占めており、一般知能の8割、論理的推論能力の7割が遺伝で決まるという現実があったのです。

 

しかし、先ほども少し触れたように、親にとっても子供にとっても、その現実はあまりにも受け入れがたかったのです。

そうして声高に言われるようになったのが「環境決定論」です。知能は遺伝ではなく、環境によって差が生じるものだという考えですね。

これを裏付けるデータとして、「親が高収入だと、子供の学歴が高い」といった統計結果がしきりに発表されています。遺伝ではなく、お金によるといった方がまだマシということです。お金をかけるかどうかで知能が決まるとなれば、遺伝よりは救いがありますよね。

一攫千金を狙ったり・・・

玉の輿にのることも・・・

お金なら一発逆転があり得るからでしょう。

日本では、この「環境決定論」が崇拝されています。その日本に続き、韓国などアジア諸国も、子供の教育への投資がどんどんエスカレートしてきているようですね。

 

【騙されるな】「親が高収入だと、子供の学歴が高い」の真実

先ほども紹介したように、知能の「環境決定論」が支持されている理由として、「親が高収入だと、子供の学歴が高い」という統計学的な裏付けデータがあることが挙げられます。

しかし、ここにも落とし穴があります。

「(今の)日本はまだ、高収入を得ている人の多くは、高学歴な人」という現実を直視しないといけないのです。

つまりこう言い換えられるのです。

「親が高学歴だと、子供の学歴も高い」

こう言い換えた瞬間、また多くの人がこの現実から目をそらそうとします。

では、今度は逆の視点で、「本当に、教育が知能を鍛えるのか?」ということに関する裏付けデータをさがしてみましょう。そんなデータがあるならば・・・ですが。

 

就学支援(幼児教育)の効果は1年間で消えた!?

アメリカでは、貧乏で子供に高等な教育を受けさせられない親たちのために、子供に無料で幼児教室(学習支援)を提供するという試みがされました。

まさに「本当に、教育が知能を鍛えるのか?」を確認する試みと言えるでしょう。

その結果、幼児教育を受けた子供たちは一時的には学力が高まりますが、小学校に就学してしばらくするとすぐに学力レベルは戻ってしまったそうです。

その一方で、20年前に日本しょうの幼稚園などで行われていた「IQ測定」では、IQが高い子ほど、小学校や中学校に進学後も、学力レベルが高いことが示されていました。

すなわち、子供の教育環境を整えたからと言って、知能が高くなるとは限らないということです。もっと言うなれば、知能は遺伝によるところが大きいという考えに、これらの試みは全く反論できない結果に終わったというわけですね・・・

 

 

他の記事でも書いていますが、子供のためを思うなら、子供のことをとにかく丁寧によく観察してあげることです。そして何をしている時が楽しそうか、諦めずに最後まで頑張れているかを見てあげましょう。

その好きをのばしてあげるための環境を整えてあげることが、何よりの子育てです。

 

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