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有名人著書

【田村淳】「日本人失格」から芸能人の大変さを知る【感想・あらすじ】

投稿日:2017-03-14 更新日:

【ロンブー田村淳さん・著書】「日本人失格」に込められた想い

こんにちは、Michiyoです。

今日は、書籍レポです。

田村淳さんといえば、みなさんはどんなことを思い浮かべますか?

私は・・・

「スレンダーな女性と結婚した人」

「最近なんかすごいメイクして歌ってた人」

「バラエティ番組の司会者」

「安室ちゃんと付き合ってバッシングされてた人」

「ガハガハ笑う人」

そんなイメージですかね。

彼はこの本で「俺は自分を芸人だとは思っていない」と書かれていますが、私も彼を芸人だと思ったことはないです。

で、とうとう次は「本を書く人」にまでなったのかと・・・つい先週本屋さんで本を見つけて思わず興味本意で買ってしまいました。

読み始めるとなかなか面白く、プロの書いた文章ではないので読みやすく、電車の中で小一時間ほどで読んでしまいました。

 

どんなことが書かれているかというと、タイトルにもあるように

「日本人ってなんでこうなの?」

みたいな田村淳さんなり言葉で、日本人に対する問題提起をしている感じです。

例えばこんなこと。

 

ネットに群がる日本の若者たちはおかしい!

例えば淳さんがSMAP解散についてツイートしたときのこと。

「寂しいけれど、だからといって解散理由をああだこうだ詮索したり、特定のメンバーを攻撃したりするのは、おかしいんじゃね?」

というようなことを発信したら、SMAPファンからの猛攻撃にあったらしいのです。

いわゆる炎上ってやつですね。

「ファンじゃないのにだまれ!」

「田村淳ごときが!」

といった批判で炎上したそうです。

すなわち、発言そのものへの批判というより、気が付けば田村淳批判になり、最終的に大炎上してしまうという流れですね。

 

ベッキーの不倫問題もそう。

不倫は悪いことだから批判が出ても仕方がないけど、気が付けば不倫批判だけじゃなくて、ベッキーのこれまでの仕事やベッキーの人格そのものへの攻撃に変わっていきました。

結局、ネットという顔の見えない世界で、安全な場所から誰かを批判して、自分のうっぷんをはらしているだけなんでしょっていうのが淳さんの考えのようです。

安全なところから、外に矢を打つだけなんて卑怯そのものですよね。

もっと生身の人間と、生身の自分での付き合いをしていこうよ!

こんなことしてたら、日本の若者たち、ヤバくね?というのが、淳さんからの問題提起です。

 

芸能界は超村社会!

他にも芸能界について書かれています。

芸能界というところは、本当に息苦しい世界のようです。

芸能人って自由でお金もあって、好き放題なイメージですが・・・実際は空気を読んで、相手によって態度を変えて、徹底的に計算しないと生きていけない世界とのこと。

情報番組などでは、収録前に「あなたはどっち派ですか?」と質問されるらしいです。

例えば、原発問題について、あなたはどっち派ですか?という風に。

それで、テレビとしては既に方向性が決まっているので、それに合致した意見の人だけに話が振られるとか・・・そういうことがなされているようです。

なんだか裏を知れば、テレビ番組も見る気がしなくなりますよね。

徹底的に討論する日曜の『そこまで言って委員会』とかは、方向性が決まっていないので私は好きですが。

 

淳さん的には、芸人なんてものは動物園の園舎のゴリラでいいはず・・みんなに見られている中で、変なことして笑われる・・そんな存在だからこそ芸人としての価値があったはずなのに・・

とのこと。

最近の芸人たちは、みんなでつるんで飲みに行って、そこで「最近のウケる傾向」について談義するそうです。

すなわち、こういう系の話をすればウケるよね!

うんうん!

というやり取りをして、互いに安心しあっているということです。

なんだか、私たちの「芸人って根っから面白い人であってほしい」という願いは裏切られますよね。

だから芸人はモテるのか~

面白さも計算あれてるってことですよね。

だったら、その辺の道を歩いている変なオジサン・オバサンの方がよっぽど面白いじゃん!!

まつこの月曜から夜更かしに出てくる一般人の面白さ、半端じゃなくない??

 

サラリーマンも日本の場合は窮屈だ!

それなら、芸能界なんかよりサラリーマンの方がいいじゃん!っというとそれが日本ではそうでもないのですよね。

淳さんがこの本を書こうと思ったとき、彼はちょうどシリコンバレーにいたそうです。

そしてシリコンバレーを本拠地とする、いくつかの企業を見学してきたそうです。

その中でFacebookは彼に衝撃を与えました。

とにかく広大な土地を構えているFacebook社。敷地内を移動するとき、人々はセグウェイに乗ったり、スケボーで移動したりと自由そのものらしい。

さらに、ランチタイムなんてものもなく、仕事に煮つまったら食べに行く。ピザを片手に、いいアイデアが浮かんだらそのまま仕事に突入しちゃったり・・・

仲間を集めてカフェで会議しはじめたり・・

日本のように、みんなと同じ時間帯に、同じ行動をとることなど全く求めらないそうです。

 

一方、よく日本人は勤勉だなんて言われますが、それも誤解でしょうとのこと。

ただ、まわりと同じように動いているだけで、Facebookの彼らの方がよっぽど独創的で他の誰にもできない大きな仕事を成し遂げるために、必死で働いてるように淳さんの目には映ったそう。

 

それにしても、満員電車に揺られ、ランチタイムには行列に並んで食事にありつく日本のサラリーマン。

出社時間、ランチタイム、さらには週末(休みの日)も、みんながみんな同じだからこんなことになるのですよね。

そんなことに気づくかどうかも、日本以外の世界に目を向けないとありえないわけです。

いやあ~、こんなことを考えていると日本でサラリーマンをやっていることがなんだか嫌になってきますよね。

 

でもね、実は私はそう思って数年前に退職してしばらく自由人をしたわけです。

で、何がわかったかって?

自由になると自分は怠けるということがわかりました。

これって私だけじゃないですよね?

日本の会社が、いつでも自由に出社OK、退社OK、ランチOK、休憩OKってしてしまうと、たぶんサボる人がものすごく増えるんじゃないでしょうか。

サボって生産性がさがるにもかかわらず、会社の食堂は何時間も開店させておかないといけなくなると・・・経費がかかるばかりです。

たぶん日本でこんな制度を導入すると会社は壊れると思うんですよね。

それって日本人が勤勉どころかむしろ怠け者だからでは?というのが私の意見です。

で、どうして怠け者か?

それは成果主義じゃないからでしょう。

欧米のように成果をあげないと給料がもらえないなら、どんなに自由タイムを設けられようとみな怠けず仕事をしますよ。

でも日本は、会社に籍があればとりあえず給料がもらえます。さらに、目立って悪いことをしなければ、年とともに微増ひていきます。少なくとも大きく減ることはありません。

これこそが日本人を怠けさせてしまう原因ではないでしょうか。

時間で縛って、デスクに縛って、見張っておかないと・・・みなサボるのは、やってもやらなくても給料がもらえる、生きていけるからではないでしょうか。

こんな生活が嫌なら、覚悟を決めて日本を出ていくのも一つですね。

あとはサラリーマンをやめて起業するのも手でしょうね。

そんな第一歩を踏み出した「綾部さん」に、淳さんは拍手を送っていました。世間では「あいつ何やってんだ」的な意見が増えていますけどね(笑)

私も、綾部さんのことは応援しています!

 

田村淳のすすめる「一隅を照らす」生き方!

では「いざ世界へ!」「いざ起業へ!」

完全実力世界で生きていくにはどうすれば良いか。

そんな時に淳さんは、「さかなクン」を思い出すそうです。

他に「侍ハードラー!為末大さん」も。

彼らに共通することは、自分の好きをとことん伸ばして生きている人ということです。

さらにその道は、彼らの親や恩師によって導かれたものということも共通しているそうです。

さかなクンのお母さんは、全く勉強をせず集中力もなくて、学校の先生からよく怒られたそうです。

でもそんなときにお母さんは「うちの子は魚が本当に好きなんです。字はダメですが、魚の絵は物凄く上手なんです。漢字は覚えませんが、魚の名前は本当によく覚えるんです。だから大丈夫です」と言っていたそうです。

すごい腹の括りようですよね。

なかなか言えないですよ。みんな我が子を他の子と比べてしまいますから。

でも、お母さんはちゃんと、しっかりとさかなクンのことを見ていたのでしょう。だから他の子とは違っても「大丈夫」と言えたんだと思います。

そんなさかなクンは、今や大学教授です!まさに専門性を突き詰めた末の職業ですよね。

 

為末大さんも、はじめは陸上の花形である100m走の選手だったそうです。

でも100mは競技人口も多く、さらに日本人は体格で劣ってしまう。ものすごく恵まれた日本人にしか道が開かれない競技なんですよね。

しかし、恩師はそこで彼に陸上の道を諦めようとは言わなかったそうです。

「400mハードルをしないか」と言ってくれたそうです。これも為末さんの恩師がよくみていたから言えたことですよね。

速く走ること、100mにこだわっている人なら、恩師からこんな言葉を言われると怒ったり、諦めたりすると思います。

でも為末さんはスピードにこだわっているのではなく、陸上を、走ることを楽しんでいるということを恩師はよく見てわかっていたのですね。だからこそこのアドバイスができたのでしょう。

そして為末さんも、素直にその勧めを受け入れ、そして12年間にわたって、3回もオリンピックに出場するという快挙を成し遂げたのです。

つまり、彼らは周りの人が「一隅を照らす」生き方へ導いてくれたパターンです。

 

しかし別に周りの人に恵まれていなくても、そんな生き方はできるわけです。

自分自身で「自分はどういった人間か」を問い続けながら、生きて行けばよいのです。

淳さんは、これを「自分が何者か」を知れば道は開けると表現しています。

何者かっていうと何か大それたことを成し遂げていないといけない気がしますが・・

ようは「自分はどういうときに泣くか、怒るか、自分はだらしないか、せこいか、エロいか・・・」そういうことを考えるだけのことだと、淳さんらしい砕けた言葉で説明してくれています。

そんなことを考えるだけでも、自分の「個」を意識し始めますよね。

それこそが、日本人に最も欠けている感覚ではないかということを訴えていました。

「個」を意識すれば、自然と人に振り回されなくてよくなります。

そして何か起こっても、人のせい、環境のせいにできなくなります。

これぞまさに成果主義の世界です。

 

日本人に欠けているそんな感覚を取り戻そうよ!っていう問題提起ですね。

田村淳さんはそんな感覚で生きている人間です!つまり、「俺って日本人失格でしょ?」ってことで、このタイトルがついたということらしいです。

 

亮さんと奥さんの理解と愛なしにはあり得ない!

そして最後に、なぜ淳さんがこんなに「個」を意識して自由に生きていられるかについて触れられていました。

それは「亮さん」と「奥さん」という存在がいるからだと書いています。

仕事のこと、家庭のことではいろいろとぶつかりますが、淳さんが一人でやることに対しては「どうぞどうぞ」と本当に優しく見守ってくれているそうです。二人とも。

ロンドンブーツって、淳ばかりが目立って亮さんは無口なイメージですが、実は二人での仕事に対しては亮さんは頑固でなかなか折れず、意見を通すタイプらしいです。

淳さんの方が、亮さんについて行っているというかんじなのですね。

でも淳さんが一人でやっていることには“一切”口出ししないそうです。

それどころか、楽しいことやっていればいいと、亮さんも、そして奥さんも温かく見守ってくれるそうです。

 

他に友達なんてほとんどいないけど、二人がいるからそれでOKだそうです。

そう思えるから、淳さんは自由で楽しそうにやれるのでしょうね。

この辺りは私もものすごく共感できました。

私も、娘とそして彼がいるから、本当に自由で楽しくやれています。

そんなことを言うと、恋人や子供に依存していてしんどい人生のように言われることもあるのですが、それが全く違うのですよ。

大切で、絶対必要な存在だからって、別に執着しているわけでも、束縛することもないのです。そこには愛と自由しかないのですよね。

反面、信頼できない友人や恋人がたくさんいたころの方が、よっぽど生きづらかったです。嫉妬や執着の塊でした。つまらなかったです。

親がいないと生きていけない子供時代も本当に生きづらかったです。

自分の意志で、自分で選んだ人との時間を大切にできることが、人生の何よりのエネルギー源なんですよね。

淳さんの本を読みながらそんなことを考えていました。

田村淳さんの言葉で書かれたこちらの本、ぜひよんでみてください。

難しい本が苦手な人にもさらっと読んでしまえる内容でなかなか良かったですよ。

テレビ、芸人、そして田村淳への見る目がかわるかもしれません。

 

日本人失格

田村 淳 集英社 2017年02月17日
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