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【子育て】孫子に学ぶ頭のいい子を育てる親の9ヶ条

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「頭のいい子を育てる 親の9カ条」孫子の兵法 教育編

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今月のプレジデントは孫子入門です。孫子の兵法を参考に、仕事の仕方や子育ての仕方などを考えて行こうというのがテーマとなっています。

孫子好きと公言している東京都知事の小池百合子さんに目をつけた池上さんとの対談もあり、なかなか参考になるトピックが多かったですね。

この記事では、孫子の兵法から学ぶ子育て論についてまとめていきたいと思います。

「頭のいい子を育てる 親の9カ条」と題して、親が子供を教育するうえで意識すべき点9項目があげられていました。

これまでも、子育て論については著書「GRIT」(参照記事)や「一流の育て方」(参照記事)の内容を紹介してきましたが、孫子の兵法から学ぶとあって、それらとはまたちょっと違った書かれ方をしていた今回の特集、非常に興味深かったです。

GRITや一流の育て方では、「コツコツと」「専門を極める」「自信をつける」といったことが主に書かれていましたが、今回はちょっとちがいます。

さっそく9カ条をみて行きましょう。

 

1.丁寧さよりもスピードを

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孫子曰く「兵は拙速なるを聞くも、未だ巧久なるをみざるなり」

私たちはとかく子供のころから「丁寧に」と言われて育ってきました。

ささっと適当に終わらせて遊んでいる子より、「時間がかかってもいいから最後までやった」子の方がほめられました。

宿題は「サボったんじゃなくて時間が足りなかっただけ」といえば終わっていなくても許されました。

テストは「わからないんじゃなくて時間が足りなくて」と言い訳すれば、頭が悪いという評価はされませんでした。

しかし、私自身も経験していますがテストではまず問題全体をみて、解ける問題からささっと解いていく方が点数はとれますし、そうしないと試験に合格できません。

大学入試の第一関門、センター試験なんてものはその最たるもので、時間との勝負です。問題の難易度は低いですから、いかに時間をうまく使ってなるべく多くの問題をとけるかが勝負です。

 

社会人になってから受ける「TOEIC」などのテストもそうですよね。私はうけたことがないのですが、とにかく受けた人からよく聞くのは「時間が足りなかった」という言葉ばかり。

readingの問題の時間が足りるか足りないかで、得点に大きな差が出るようですね。

 

勉強だけではありません。

例えば会社で資料を作成するときも、95%正確な資料を期限ギリギリや、あるいは期限切れで提出するよりは、ささっと作成して6割がたできた状態でいったん提出できる人の方が重宝されます。その後意見を参考に加筆修正を加えて期限までに95%正確な資料を仕上げることができるからです。期限ギリギリで初めて資料に目を通すわけではないので上司や同僚も負担が軽くなります。また自分たちの意見が反映されているため、納得感もあります。

 

ブログの執筆なんかもそうですよ。

私のように5000字程度の記事を書くと、誤字脱字が増えます。しかし、誤字脱字が出ないように丁寧に丁寧に執筆し、何度も何度も確認して投稿していたのでは、読者へのスピーディーな情報提供ができません。

すなわちライバルから出遅れるわけです。それよりは誤字脱字がなるべくないようにささっと作成して、まず投稿してしまう方が良いのです。

読者は思っているほど誤字脱字を気にしないのです。なぜならほしいのは正しい文章ではなく正しい情報だからです。(もちろん誤字脱字が多すぎては情報自体が正しいと思ってもらえなくなりますが・・・)

 

このように、親にまもられていた幼い頃に教わった「丁寧に」「コツコツと」は、親から自立した競争社会ではまったくもって役に立たないことがわかります。

しかし幼い頃についた「癖」というのはなかなか抜けないのですよね。私が勤めている会社にも「間違いを指摘されるのがとにかく嫌な人」「ゆっくりじっくり納得いくまで時間をかけて資料を作成しないと気が済まない人」がいます。

このようなスピードを全く意識していない人は、仕事の流れをとめてしまっています。

 

したがって、子供が幼いころからスピードを意識させる教育は親としてぜひやっておきたい点ですね。

 

プレジデントにはこのようなことも書かれていました。

はるか昔に執筆された「徒然草」にも能の学び方として同じようなことが述べられているそうです。

「まだ上手にできないうちは人に知られないようにしよう。十分に練習して上達してから披露しよう」と口にしがちだが、これでは一芸も習得できない。

こんな昔から、一流の育て方を教えてもらっていたとは・・・なぜ日本の教育界では、これほどまでに「丁寧に、コツコツと」が浸透したのでしょうね。

 

2. 難しいことはやらせてみる

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孫子曰く「これを亡地に投じて然る後に存し、これを死地に陥れて然る後に生く」

逆境こそ人を成長させる一番の機会だと言っています。

親は子供の身を案じ、将来を案じ、心を案じ、とにかく失敗しないようにと先回りして手助けしたり、あるいは子の身の丈に合った道をすすめてしまいがちです。

しかし身の丈に合ったことというのはすなわち70%くらいの力でできてしまうことということです。そうして成功体験をつみかさねると、子供は70%の力で良いという習慣をつけてしまいます。

力を100%出し切って失敗するという経験を子供にさせてあげることができなくなってしまうのです。

これは子供の成長を大きく阻害してしまいます。

こちらも私の実体験ですが、私は小学生のころ地元の小学校では運動も勉強も得意な子供でした。夢は獣医さん。

その後中学受験をし、進学校にすすみました。しかしそこで待っていたのは大変な日々でした。周りの子たちが賢すぎるのです。田舎ではトップクラスだった自分も、進学校では底辺です。

授業にもついていけない、テストは赤点ばっかり。

先生は塾に通うようにすすめてきます。また中3からは文系・理系に分かれるのですが、文系に進むように言われました。

でも私は陸上部に所属していて、放課後は部活をバリバリやっていました。夢の獣医を目指して進学校にいったのですから文系になんていったら意味がありません。

先生のすすめには応じず、理系にすすみ塾にも通いませんでした。

実はそんなにがんばっていた部活も全くダメでした。田舎では一番足が速い子だったのですが、都市部の進学校では周りの中学校から集まる学生の数も非常に多く、私は毎回大会で予選落ちでした。

しかし、私は中学の3年間をすれすれの底辺でも、決して落ちこぼれないように毎日100%出し切って生活していました。

明らかに身の丈以上の環境でやってきた結果、高校生になってなぜか部活動で芽がでました。大会に出ると、中学生の頃は歯が立たなかった相手となぜか張り合えるのです。そして2年生になる頃には周囲より少しとびぬけていました。

走れば表彰台に乗ることが目標といった具合で、予選落ちしていた頃とは比べられない状況にいました。最終的に近畿大会は常連に、全国大会への切符も手にしました。

この経験が、今度は勉強の方でも芽を出すきっかけとなりました。あいかわらず成績のふるわない私に先生はまたもや文系への鞍替え、あるいは理系でも獣医の道は諦めるよう説得してきました。

三者面談ではさんざんに言われました。

「地元の国公立大学の一番人気のない学部を受験した方が将来は良い」

「動物が好きなら広い庭でたくさん動物を飼えばいい」とまで言われました。

この先生の発言にはさすがに親も絶句していました。

でも私は身の丈に合わない環境で何年も100%全力でやってきていたのです。これからも底辺であろうが全力でやっていくということへの抵抗は全くなかったのですよね。だって少なくとも部活動においては、身の丈の合わない環境でも努力しだいでは頭ひとつ抜け出せることを経験しましたから。

そうして高校3年ごろから学業の成績もめきめきのびはじめ、現役で国立大の獣医学部に入学しました。獣医学部は全国に13大学しかなく、しかもたいてい1クラス制で40人程度の募集という、実は医学部より難関ともいわれています。倍率は10倍以上。センター試験の足きりは8割5分。今考えても過酷な条件でした。

高校2年生、いや高校3年生の夏までの自分には、明らかに身の丈の合わない挑戦でしたね。学校の先生にボロボロに言われたことも良い刺激になったし、何より両親が「身の丈」など意識しない人で私は大きな成長と自信を得させてもらったと思います。

 

3. いつも本番を意識させる

孫子曰く「善く戦う者は、其の勢は険にして、其の節は短なり」

日頃から弓を弾く練習を積み、実践では弓を目いっぱいひき、ここぞと言う時にそれをいっきに放てということだそうです。

どんなに練習をつんでいても、本戦で目いっぱい弓をひくことができなければ意味がないのですよね。

これもまた子供がこれから経験するであろう受験や大会などで大切なことですよね。

私の高校でも非常に優秀な子がいました。全国模擬試験なんかではいつも上位で、優秀者に名前が載っていました。

しかし、いざ受験本番では力が出せず不合格になり。浪人した翌年も前夜に体調を崩してまた力を出せず・・・結局医師の道を諦めた子がいました。その子は大好きだった音楽の道にすすみましたので、それも素晴らしい人生だと思います。

しかし高校生の頃は間違いなく医師を目指していました。そしてよく勉強していました。

それでも世の中、どれだけ地道な努力をして、まじめにやっていても、本番で力が出せなければ叶わないこともあるということですよね。

もちろん本番に弱い人は、プレッシャーなどにも弱い傾向にあり、医師という職業には向いていないともいえますので・・・そういった意味ではよかったのかもしれませんが。

しかし、親にできることとして、幼いころからいつも本番を意識させ本番に強い子に育てることができれば、子供の可能性を広げることにはつながるとも言えますね。

実際の子育ての中でどうすればいいかは、「何のための練習か」「どこに向かって努力しているか」をいつも子供に尋ねることだそうです。

私の場合は親に尋ねられたことはなかったですが、いつも自分の中にありました。

「試合でこんな走りをするためにこの練習をしている」

「獣医になるために、この大学の獣医学部に合格するためには、この勉強が大事だ」

といつも目的や目標ありきの行動をしていた気がします。というより自分にそういいきかせないと、毎日フラフラになるまで全力を出し切っていたので・・・倒れそうだったのです。勉強と部活動に加えて、もう一つあげておくなら私は通学に片道2時間近くかかっていまsっひた。自転車15分→電車50分→自転車20分→徒歩です。なにせ山の上にある進学校でしたので・・・。

親なら、子供にここまでしんどい思いをさせたくない・・・と思ってしまうかもしれませんが。ここまでさせてもらえたから、たぶん今の私があると思います。

子供には苦労をさせた方が・・・たぶん良いです。

 

 

4. 小さな「勝ち」にこだわらない

孫子曰く「百戦百勝は、善の善なる者に非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり。」

よく負けず嫌いであることは、大事だと言われますよね。どんな小さな戦いも、いつも真剣勝負!

これは良い事のように思われます。

しかし、競争社会に出てみるとわかります。別に小さな戦いは負けても何でもないのです。負けてはいけないのは、ここぞという戦いだけなのです。

負けず嫌いの人というのは、負けるときまって落ち込みます。負けて奮いたつより先にまず落ち込むのです。負けるのが嫌いなのですからね。

しかし、負けることは実は非常に重要な成長材料にもなりうるのです。負けて落ち込むのではなく、負けてくやしいと奮い立つ人、あるいはここでは負けたけど、目標としているあそこでは勝つぞと思える人は、勝った人よりもその小さな戦いで得るものが大きかったということです。

 

成功体験をつむことも大切ですが、それはここぞというところで積むから価値があるんです。小さな戦いでは逃げたり負けたりすることの方が、より大きな成長と自信につながることもあるということですね。

長い人生には、勝つべきところと、勝たなくてもいい「小さな勝負」があります。そういった見方を子供ができるようになるには、やはり視野が広くないといけません。

視野の広さは、社会に出てから最も必要なスキルの一つです。小さなうちから視野を広くきっかけとなるような声かけを子供にしていきたいですね。

実際に親にできることは、「ダメだったところと、良かったところをいつも一緒に考える」

周りの人やモノの「良いところと悪いところをあげてみる」

今の環境とは違う世界に放り込んでみる・・・・いろいろできることはありそうです。第9条の「買い物を一緒にする」というのも、その一例とも言えますね。

 

5. 合格後の“燃え尽き”に注意する

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孫子曰く「夫れ戦勝攻敢して、其の功を修めざるものは凶なり」

戦争に勝っても、戦果をきちんと刈り取らなければ意味がないということです。

すなわち大学受験なんかだと、合格することがもくてきとなってしまい、本来の目的であった「大学でまなぶこと」がないがしろになってしまう状況などをさします。

受験や大会などは、まさに燃え尽き症候群になりやすいですよね。

受験だけではなく、例えば生徒会長になりたくて、さんざん選挙活動をがんばってきたが、いざ当選したら、全くやる気がでなかったり・・・まさに「当選すること」自体が目的になってしまい、当選した時点で燃え尽きてしまうパターンですね。

 

子供の生徒会だけでなく、実際の政治の世界で、大人たちも「当選」することにばかり注力して、当選後は全く公約を守らない議員もいますよね。

 

「燃え尽き症候群」をどう注意するか・・これはなかなか難しいところではありますが、親としてできることは“第3条”と同じ。

今のその努力、燃え滾るエネルギーは「何のためなのか」を時々親子で確認しながらすすめていくということしかないでしょう。

大きな努力を要するときほど、動機を明確にしておくことです。

「成績がいいから東大にいこう」ではなく、「医師になり地元で活躍したいから、地元の国立大の医学部にいこう」の方が、努力の過程も、そして合格後の大学生活もきっと充実したものになるでしょう。

 

6. 過去問を解き、実力を知る

孫子曰く「彼れを知りて己を知れば、百戦して殆うからず。彼れを知らずして己を知れば、一勝一負す。彼れを知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆うし。」

これは意外な教育方法かもしれませんが、非常に重要だと思います。

相手を知って、相手に合わせた戦い方をすべきだといっています。

私は経験があるのですが、期末テスト前になるときまって誰かが、過去問を入手してきます。お兄ちゃんやお姉ちゃん、部活の先輩から、同じ期間、同じ範囲のテスト問題を入手し、その問題を解くのです。

とくに先生が同じなら、もうその効果はぴか一。過去問の勉強だけしておけば、良い点数がとれます。

でも、これってずるい・・・悪いこと・・・って思いませんか?

いやいや、ちゃんと教科書でテスト範囲を全て勉強して、どんな問題にも対応できるようにしておく方が良いと。

博学者をめざすなら、たしかにその通りです。その道を極めるなら、そうでなければいけません。

でも、普段の授業で最低限の知識を頭に入れていれば、あとはテスト対策としては、相手を知って、相手の特徴をつかむということが最も効率がよく、賢いやり方です。

万一、過去問とは全く異なるところが出題されても、普段の授業さえ理解できていれば単位をとれないと言うほどのひどい点数にはならないでしょう。そんな合格点の置き方をするのも一つです。別にいい点をとって、通知表が良いからといって、将来の道が開けるとは限りませんからね。

 

これはスポーツにも言えますね。

よくスケート選手や陸上選手なんかがインタビューでこう答えているのをきいたことがありませんか?

「自分の演技をするだけです」

「自分の走りをするだけです」

たしかに、個人競技ですからこれで良しとするのも一理あります。しかし、長距離走(マラソン)や、スケートでも世界選手権出場がかかった選考なんかだと、ライバルを知り、ライバルの特徴に合わせて、自分のパフォーマンスを調整するようになって、初めて一流という見方もできます。

 

他の選手でミスが続き、得点が低く推移しているのに、自分のポリシーにかけて難しいプログラムをどんどん組みこんでチャレンジする。これもかっこいいとは思いますが、それでミスが続けば、本当に大事な大会への出場権を獲得できなくなるかもしれませんよね。

陸上でも、例えば予選レースではライバルをみながら、その組に出場する選手の特徴に合わせた走りをしてこそ一流です。

いつも相手をみず自分のレースだけしていたのではスタミナが切れたり、他の組が早いレース展開でまさかの予選落ちをしてしまったりします。ライバル意識は必須です。

 

これがサッカーやラグビー、野球などのチームスポーツで、相手ありきの試合になればなおさらでしょう。相手を知り、相手の特徴に合わせたプレーをしないと勝利できません。

それなのに、かっこよさ、アスリート魂(いわゆるフェアプレーというもの)がそういわせるのか、「自分たちのプレーをするまでです」「自分たちらしい試合をします」なんてインタビューをきくと、何となく「いやいやいや・・・」とつっこみたくなります。

もちろん、フェアな精神は大切であり、子供に培ってほしいものの一つです。

しかし、「勝ち」と「負け」が明確な競争においては、相手に合わせた戦い方ができるような器用さも必要であり、子供に教えておきたいことの一つといえるでしょうね。

親としてできることは、人や物をよく観察するという習慣をつけさせてあげることでしょうか。観察力、洞察力は、親からの質問で磨くことができます。

 

 

7. 逃げるという選択肢

孫子曰く「少なければ則ち能くこれを逃れ、若かざれば則ち能くこれを避く」

孫子は逆境こそ成長の機会と言っている一方、「逃げることの重要性」も唱えています。

孫子の言葉の中では有名なものですよね。

一番の勝ちは、戦わずに相手がひるむことだと。

それともまた違うかもしれませんが、自分にとって成長につながるものではないと判断したときは、煮え切らないままズルズルと続けるより、逃げた方が勝ちだと言う考え方です。

これは、有名社長なんかの言葉にもよく見られますよね。

一度は大企業に就職したが、ここでは成長できないと感じすぐベンチャー企業に転職し、その後起業した、とか。

 

しかしながら一方で、最初はつまらない、合わない仕事でも、続けていることで面白さがみえてきて、やがて天職になるなんていう成功者もいたりします。

したがってどちらが良いというわけではないのですよね。

大切なのは「逃げるべきかどうか」を冷静に的確に判断するための力、すわわち自己分析、観察力、多角的な考え方、視野の広さなどなど・・・これまでのところでもあがってきたスキルを身に着けていくことが重要ということです。

そして決断したからには、自分の決断を信じて前を向いて進む勇気や覚悟も必要でしょうね。

 

8. チームプレーを学ばせる

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孫子曰く「夫れ呉人と越人の相い悪むや、其の舟を同じくしてわたりて風に遭うに当たりては、その相い救うや左右の手の如し」

これは有名は「呉越同舟(ごえつどうしゅう)」という四字熟語にもなっている言葉ですよね。

仲が悪い者同士でも、共通の目的(利害)があれば、協力しあえるし、その間だけは仲良くできるというものです。

これは子供がこの先、集団の中で生活する、特にリーダーシップを発揮していくうえでこの感覚は非常に大切です。

例えば、運動会でクラス対抗全員リレーをしますよね。普段遊ぶときは、足の速い子は、足の遅い子の気持ちなど考えもしないし、その子に興味を示すこともないでしょう。

しかし、全員参加で勝ちにいくとなるとこれが一変します。足の速い子は、足の遅い子に文句を言っても、仲間外れにしても仕方がないことを知ります。それよりも、少しでも早く走れるように走り方を教えてあげようとします。走る距離を短くしてあげて、その分自分が多く走ってあげようと考えたりもします。

これこそが、チームワークであり、チームを勝利に導くためにあれやこれやと試行錯誤して、そして全員のパフォーマンスを最大限に引き出すことがリーダーに求められる資質です。

「運動会で順位をつけるのをやめてほしい」なんてそんな小さなことを言う親にならず、子供には大いに勝負を楽しむ感覚をおぼえさせてあげたいですね。

 

 

9. 一緒に買い物をする

孫子曰く「知者の慮は、必ず利害に雑る」

ものごとにはプラスとマイナスがあって、その両面を見ることができる人が知恵のある人だということです。

すなわち目先の大きな利にばかり目が留まって、あとで大きな損をしたり。そういったことは非常に愚かであると言っています。

では子供にものごとを多面的にとらえる習慣であったり、視野を広くもつ感覚を教えるにはどうすればよいでしょうか。

 

これは意外なことがかかれていました。なんと、電化製品や、車、旅行会社などなど・・・そういった営業さんがいる店舗に子供を一緒に連れて行って、一緒に買い物をしたり、旅行プランをたてたりするのが非常に良い教育になるそうです。

 

まず電化製品や車の場合、非常に高価な買い物ですので、親もそうそうパパっと決めるわけにはいかないですよね。

また売り場担当者や、営業さんがいて、商品の良いところをこちらがきかなくてもドンドんと話して売り込んでくる点も共通しています。

その時に「それ、いいね!」ととびついて買ってしまう親の姿をみせてはいけません。

「それ、いいね。でも、ここは?」と、プラスの面とマイナスの面をきちんと確認し、そして最終的にどこを優先して、あるいはどこを譲歩して、どういった決断をくだすのか・・・

こういった知的な姿を子供に身近で感じさせてあげる機会を多くつくることが良いとのことです。

 

また、ここからは私の意見ですが、決してこれらは物に限ったことではないですよね。

子供がお友達とケンカをしたときなどの人間関係にも応用できます。「あの子のここが嫌だから、もう遊ばない」とそんな一方的で短絡的なことを子供が言ったとき。でも「でも、あの子はこんないいところもあるよね」と親が言ってあげることで、子供の人間関係が大きくひろがることでしょう。

親自身のことでもそうです。「パパのこんなところは嫌でよくケンカするけれど、こういうところは好きだから結婚したんだよ」と言ってあげたりできるといいですね。

そういった考え方が、子供のこれからの人生を大きくかえるきっかけになるかもしれません。子供の将来を思うなら、一見子連れで行くには場違いな場所につれていったり、一見子供に話すにはちょっと躊躇われるような話もする方が、良いのかもしれませんね。

 

私は大人になって、会社や、ママ友や、様々なコミュニティに入って感じるのですが単に「良い人」は自分にとっていい人なだけです。しかし、「感じがいい人」はみんなにとって素敵な人ではないでしょうか。

感じのいい人にとっても合う人、合わない人はいるはずです。でも気に入らない部分があっても、別の一面もみることができて、そしてそこを認めることができる人は、自然とどんな人にも心底感じよくふるまうことができるのです。

それは見ていて感じます。そういった人は異性からも同性からも人気がありますし、学校でも職場でも人気者です。

いつもニコニコ・・・誰にでもニコニコなんて・・・ストレスがたまりそうですが。本物はストレスなくニコニコできるような気がします。

 

頭のいい子に育てる親の特徴

さてさて、最後は少し話がそれてしまいましたが、以上が孫子の兵法から学ぶ「頭のいい子に育てる 親の9カ条」でした。皆さんの子育てや、自身の生活の参考にしていただけると幸いです。

 

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