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【がんの遺伝子検査】2018年中に保険適応になる見通しか!?

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【がん治療】高額な遺伝子検査が保険適応になると喜ぶ人・困る人

がん遺伝子検査

こんにちは、Michiです。今日は医学レポです。

以前も記事にしましたが、今話題の最先端がん治療についてのお話をしたいと思います。

その中でも、遺伝子を狙い撃ちするような「遺伝子標的薬」「標的分子薬」などの先端がん医療は、その標的となる遺伝子がその人のがん組織(細胞)に発現しているかどうかの遺伝子検査が治療の前に行われなければいけません。

また、ガン予防の観点からも遺伝子検査を受ける人が増えてきているのですが・・・

この「がん遺伝子検査」、その最大の難点が保険が効かず高額な検査代がかかるということです。

つまり、標的分子薬などの新薬を使用したくても、事前検査が受けられなくて治療ができない人も多いのですよね。

しかし、そんな高額な「ガン遺伝子検査」がとうとう2018年中にも保険適応になる見通しです。この保険適応が開く、ガン医療のパンドラの箱について今回はレポートしてみたいと思います。

 

【喜ぶ人】最先端のがん治療を試したい人

ナースと患者

なぜ「がん遺伝子検査」の保険適応がパンドラの箱なのか。

もちろん、高額ながん遺伝子検査が保険適応になれば、喜ぶ方々がいます。それは、治療や検査を受けたいがん患者さんやがんを心配している方々です。

先ほども書きましたが、現状は保険が適応されない「遺伝子検査」は高額すぎて受けられない人が多数存在しています。また、せっかく検査に多額のお金を払っても、結果が「不適格」であれば治療を受けられず高額な検査費が無駄になり途方にくれてしまう患者さんもいます。

さらに、万一検査の結果、効果がありそうな新薬などが見つかっても、その新薬そのものが承認されていない場合は、さらに治療も自費診療となりとてもじゃないけれど受けられない…

結局「高額ながん遺伝子検査」は何のためにあるのか・・・という意見も多くありました。

このような患者さんたちにとっては、保険適応になることで「まず検査してみよう」と、検査のハードルはさがりますよね。

その結果、結果次第では有効な治療薬に出会えて最先端のガン治療を受けられる可能性がでてきます。

薬や医療は、患者さんのためにあるものですから、患者さんにとって嬉しい変化は、歓迎されるべきことと言えるでしょう。

 

【困る人①】国の財政破綻を招く!?

医療費

しかし、嬉しい人がいれば困る人もいるのが現実です。その際たるは、国でしょう。

そうでなくとも、高齢者の割合が増加し、さらに医療や薬の発展でどんどんと高額な医療が増えてきており国の財政は破綻寸前です。

そこに「高額ながん遺伝子検査」までもが保険適応になると、財政圧迫がさらに進みます。保険適応ということは、私たちは医療費の1~3割のみ負担し、残りの7~10割は国が負担しているということです。

高額な医療が保険適応になり、使用する人が増えれば増えるほど、財政状況が厳しくなるのは当然の流れと言えるでしょうね。

 

【困る人②】製薬メーカーの統合加速か!?

製薬会社

国の財政がどんどん圧迫され始めると、国はどうするか。

当然医療費そのものをさげますよね。最近では、オプジーボの薬価が一気に半値に下げられたのが良い例です。これはオブジーボが肺癌の適応になり、一気に多くの人が保険で使用したために財政難に陥ったためです。(なにせオプジーボは1年使えば2000万円近くかかるという超高額医療の代表ですからね。)

現在も、国は「薬価改定制度の見直し」というものを進めていますが、今後はどんどんと医療費を下げる改革というものが進んでいくでしょう。

製薬会社も高い医療費で研究開発費を回収できるということが見込めるからこそ、様々な研究を進められるのです。もっと言ってしまえば、潤沢な研究費があるからこそ、利益にはつながらないような研究もできるのです。

せっかく新薬を開発してもコストを回収できないとなると、製薬会社は利益追求だけの会社になってしまいます。つまり患者数が多くて、ワールドワイドな開発が簡単にできそうな薬なかりに注力するということです。

その結果、まず稀少疾患が見捨てられます。続いて開発コストのかかる疾患も見捨てられます。結局まわりまわって、未来の医療が衰退し、患者さんにとっても「悪」となりかねないのです。

製薬会社は、なんとか研究開発コストをさげるため、積極的な合併統合をすすめることも予想できますね。

 

これらがパンドラの箱を開けると言われる所以です。

 

【まとめ】高額がん遺伝子検査の保険適応は、なぜ「パンドラの箱」なのか?

がん遺伝子検査だけの話ではないですが、高額医療の保険適応は、「国」「製薬業界」そしてまわりまわって「患者」の3方向を苦しめかねないということです。

☆パンドラの箱とは、

決して開けてはならないと言われた、全ての悪と災いを封じ込めた箱です。この箱を持たされた、女性の名前が「パンドラ」であったことからこのように呼ばれています。

がん遺伝子検査は、既に一部の検査が米国で保険適応になっています。日本もこれに続くのか・・・つまり「パンドラの箱」は開かれるのか、2018年注目のトピックの1つですね。

 

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