【がんのニオイ】癌かどうかは臭いでわかる!?
こんにちは、Michiです。今日は医学(健康)レポです。
実は、最近誰にも言えない悩みがあります。
私の彼なのですが、彼はいつも会うときは香水をつけているのでいい香りなのですが、旅行で温泉に入って、お酒を飲んで、そして寝ようと布団に入ると独特の臭いがするようになりました。
臭う場所は、胸からお腹にかけてあたりで、足とか脇とか頭とか・・そういったところから臭いがするわけではないです。
加齢臭がしても不思議ではない年齢なのですが、彼は加齢臭は全くなく今まで気になったこともありません。
とにかく、お風呂で身体を洗って香水の匂いが消えて、衣服を脱いで衣類の柔軟剤の臭いが消えて・・・生まれたままの状態で(笑)寝ようと布団に入ったら、その臭いを感じるようになりました。
しかもちょうど半年ほど前からです。2か月に1度くらい旅行していますが、今年の3月の旅行のときにはじめて感じました。
またその2か月前の旅行のときから、お酒を飲むと顔が真っ赤になるようになりました。本人としてはとくに酔い加減はこれまでと変わらないらしく、よく飲みますし元気です。
この臭い・・・何か病気のサインなのでしょうか。いろいろ調べたことをレポしたいと思います。
【癌を嗅ぎ分ける】癌検知犬をニュースでみて
どうぶつちゃんねる【ワンダフル「がん探知犬」的中率99・7% 人を助ける嗅覚、人の心を読む「コミュニケーション能力」】より
そんな臭いが気になっていた折に、この「癌探知犬」の特集をみて、もしかして?と思いました。
なんでもがん患者さんの呼気や尿には特有の臭いがあるらしく、それを嗅ぎ分ける(しかも90%以上の確率で当たる)イヌがいるということですよね。
私は、犬の嗅覚とまではいきませんが、昔からものすごく臭いに敏感です。
効きビールをして、飲む前に臭いですべての国産銘柄のビールを当てたことがありますし、500m程離れたところで火災が起こっていた時、家の中で寝ていたのに煙の臭いで目が覚めて、翌朝ニュースで家事があったことを知るなど、臭いをかぎ分けることについては、人間界ではかなり優秀な部類だと思います。
そのため、彼の臭いの変化がどうしても気になってしまうのです。
好きな人の臭いなので、嫌なわけではありません。
ただ臭いの種類が、今まで生きた人からは嗅いだことがない臭いなんです。
生臭い感じともまたちがうのですが、獣医師として病気で亡くなってしまった動物を解剖したときに嗅いだことがあるような臭いといいますか・・・。
もし私がこの「がん探知犬」のように臭いでがんを早期発見しているかもしれないなら、そう思うと心配で心配で、最近会うたびに「体調どう?変わりない?」と聞いてしまっています。
ちょっと鬱陶しがられているかも・・
【癌の最新検査はなんと100円!】虫ががんを発見するって本当?
株式会社HIROTSUバイオサイエンス様
がんの臭いで調べていると、こんな研究も出てきました。
なんと線虫という虫が、がんの臭いを感知して、90%以上の確率でがんを見分けるという研究成果です。これは、すでにがん検査キットとして臨床研究がおこなわれており、実用化も近いと考えられています。
実は、私大学時代は寄生虫の研究者でした。たしか4年ほど前に線虫を病気のバイオマーカーとして使おうという研究が進んでいたことは聞いていたのですが・・・まさか臭いで感知するとは驚きました。
こちらのキットは、尿1滴で検査が可能ということで負担も少ないですし、何より血を採っていろいろなバイオマーカーを測定する検査と比べるとコストが低いことが魅力のようです。
と、少し話がそれてしまいましたが・・・
犬だけではなく、線虫という虫も、がんの臭いをかぎ分けることができるということで、やはりがんの人からは独特の臭いが発せられていることは、間違いないと言えそうです。
ちなみに・・・
【線虫が反応することが分かっているがん種】
胃がん、大腸がん、膵臓がん、食道がん、胆嚢がん、胆管がん、前立腺がん、乳がん、肺がん、盲腸がん
線虫のがん検査キットでは、非常に多くのがんを見つけることができるそうです。
尿中の臭いということで、それぞれの癌腫によって臭いが異なるというよりは、やはりがん細胞というものが発する共通した臭いをかぎ分けるのではないかと思います。
この辺りは、また研究が進めばご紹介したいと思います。
※追記します。臨床試験の結果について、HPに掲載されていました。
「今のところ、90%以上の精度が確認できています。臓器によって少しばらつきありますが、全体的にはほぼ期待通りですね」
実験レベルではなく、実際の臨床試験でも90%以上という高い精度でがんが検出できているそうです。
これは実用化が近そうですね。
※ちなみに、この線虫によるがん診断が一躍有名になった後、ニセ商品(キット)が残念ながら出回ってしまっているようです。このキットは、株式会社HIROTSUバイオサイエンス様のみが販売できる特許製品ですし、まだ実用化はされていないので・・
みなさん、偽物には騙されないようにご注意ください。
【彼の家族歴】彼の父も、祖父も肺癌で亡くなっていた・・
さてさて、がんの臭いとは関係ないのですが・・・少し余談で、癌と遺伝についてです。
先日会ったときに、ちょうど彼が「来週親父の法事でね」という話をしてくれたので、そのついでに「そういえばお父さんって、いつ亡くなったの?」と聞いてみました。
すると、結構早くに亡くなっていたのです。70代前半です。原因は肺がんでした。さらに、おじいさんも肺癌で亡くなっていたらしいのです。
彼は笑いながら、「俺も肺癌で死ぬと思う。」と言っていました。彼自身も覚悟がきまっているみたいで、何となく安心しましたが・・・
この家族歴、職歴、そして飲酒喫煙歴から考えて、おそらくこの臭いはがんの臭いのような気がしました。
彼はここ数年やっとストレスフリーな環境になってきたので、私にできることは、彼が心地よく過ごせる環境をつくって、がんの進行を極力抑えてあげることだけだと思います。(確実にがんの臭いとは断言できませんが・・・)
【最後に】彼に臭いの話をするかどうか、について
最後に、彼に「臭いが気になる」ことを話すかどうか、です。
これは、絶対話しません。ありえません。
そんな嫌な気分にさせることは、言う必要はありません。
香水なし、衣服なしの裸のお付き合いをしているのは、私だけです。
私が平気なら、伝える必要のないことだと考えています。
人は「臭う」ということには非常に敏感ですよね。自分が「臭う」なんて言われたら・・・もう人に至近距離で近づくことなんてできなくなりかねません。
彼の場合、デリケートな年齢です。
「加齢臭?」と気にしてしまい、香水の量が増えたら困ります。(今はとても心地よい量をつけていて、私はそういう上品なところも好きです)
また、私と一緒のお布団に入るのを気にするようになったら・・・たぶん愛し合うこともできなくなると思います。
今はまだ元気、くらいのぎりぎりの年齢ですから(笑)
ちょっとした精神的な負担で一気にダメになる可能性があります。
彼は、なるべく長い期間愛し合っていたいと言っています。(年齢差があるので、満足させられなくなったら・・・と不安なのかもしれません。)
ということで、私が彼にすることと言えば・・これまで以上に大切にすることだけです。臭いのことは、心の奥にしまっておこうと思います。
みなさん、体臭でがんはもちろん、その他の病気もわかる可能性があります。少し自分や家族の臭いに敏感になってみてはいかがでしょうか。(ただし、不要な心配はしないように!)