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医学・健康

【新型インフルエンザ】中国の農村が危険な理由

投稿日:2017-08-15 更新日:

【鳥インフルエンザが変異】どうして人に感染する?

こんにちは、Michiyoです。

今日は医学(健康)レポです。

みなさん、もうすぐ涼しくなってくると、またあの病気に気をつけないといけないですね。

そろそろ予防接種のことを考え始める人もいるのではないでしょうか。

そう、インフルエンザです。

インフルエンザといえばいくつか種類があることはみなさん何となくご存知でしょうか。

Aソ連型とか台湾型とか。

そこに最近は「新型インフルエンザ」が加わったり。

実はインフルエンザを引き起こす「インフルエンザウイルス」には、様々な亜型があります。

鳥の体内で増殖する「鳥インフルエンザウイルス」

豚の体内で増殖する「豚インフルエンザウイルス」

人の体内で増殖する「ヒトインフルエンザウイルス」と、様々な種類があります。

これらはずっとずっと昔から存在しているウイルスです。

それでは、最近脅威と言われている「新型インフルエンザ」とはいったい何なのでしょうか?

今日はもうすぐやってくるシーズンに備えて、インフルエンザウイルスについてレポートしたいと思います。

 

【スペイン風邪】第一次世界大戦を狂わせたのは、鳥インフルエンザだった?

世界の歴史の中で、重要な出来事の1つに「スペイン風邪」というのものがありますよね。

「スペイン風邪」とは、第一次世界大戦中に世界中で大流行し、多くの死者を出して戦争の行方を左右したともされる病気です。

このスペイン風邪の原因は、実はインフルエンザウイルスだったということがわかりました。

アラスカの凍土にスペイン風邪で亡くなった方が眠っており、そのヒトの体内から検出されたのが、インフルエンザウイルスだったことから判明しました。

しかもこのインフルエンザウイルスは、ヒトインフルエンザではなく、鳥インフルエンザウイルスでした。

なぜ鳥の体内でしか増殖できないはずの鳥インフルエンザウイルスが、人に感染しこれほどまでに大流行したのでしょうか?

 

 

その前に少しだけ雑学です。

なぜ世界中で大流行したのに、「スペイン風邪」と呼ばれるのかはご存知ですか?

そんなの、スペインから広がったとかでしょ?って思いますよね。

でも、実は違うのです。「スペイン風邪」はスペインが初めにその実態を世界に発信したために、そのように呼ばれるようになっただけのことなのです。

スペインが公表するよりもっと前に「スペイン風邪」が流行してバタバタと人が亡くなっていたのは中国、アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリアなどです。

しかし、これらのの国はその事実を発信しませんでした。

理由はわかりますよね?

当時は第一次世界大戦中です。

自国の兵士たちがバタバタと死んでしまっているなんてことを敵国に知られるわけにはいかず、どの国も必死で隠していたのでした。

しかし、スペインは中立国として第一次世界大戦には参加していなかったため、「謎の病気で死者が出ている。国王も発症してしまった」という情報が世界に発信され、この病気は「スペイン風邪」と名付けられたのです。

 

そんな余談はさておき・・・

先ほどの質問の続きです。

なぜ鳥の体内でしか増殖できないはずの鳥インフルエンザが、人に感染しこれほどまでに大流行したのでしょうか?

その鍵を握るのが、実は中国なのです。

新型インフルエンザウイルスは、いつも「中国」で生まれています。

実際にスペイン風邪も、スペインが公表するよりずっと前に中国で流行していました。

そのウイルスがアメリカ、イギリス、ドイツ・・・と広がったのです。

 

「新型インフルエンザ」は、なぜ中国の農村で生まれるのか!?

では、なぜ「新型インフルエンザ」は中国でうまれるのでしょうか?

その理由がこの写真にあります。

わかりますか?

この写真は中国南部の農村に暮らす人々が写っています。

中国南部の農村では、「豚」を家畜として飼育している農家が多く、しかも日本のような隔離された環境ではなく、民家のすぐそばで放し飼いの状態で飼育されています。

はじめに説明しましたが、豚の体内にも「豚インフルエンザウイルス」という種類のインフルエンザウイルスが存在します。

※ちなみに、鳥インフルエンザウイルスも、豚インフルエンザウイルスも、ヒトインフルエンザウイルスも、それぞれの宿主(鳥インフルエンザウイルスなら、鳥類)の体内では、致死性をもつほどの強さはなく共存しています。

なぜなら、宿主に死なれてしまってはウイルス自身も死んでしまうからです。

しかし弱すぎると宿主体内で増えることができません。

そのため適度なバランスを保ってウイルスは宿主と共存しているのです。

こういった生存戦略はインフルエンザだけではなく、多くのウイルスや寄生虫などがもっています。

 

さて、話を戻して、中国の農村部で放し飼いされている豚が、水たまりの水や、池の水などを飲みますよね。

そこにはたくさんの渡り鳥などの鳥がやってきて、糞をしています。

鳥の体内(腸内)には「鳥インフルエンザウイルス」がいます。排泄された糞には「鳥インフルエンザウイルス」が含まれているわけです。

 

鳥インフルエンザウイルス入りの糞を、豚が摂取するとどうなるでしょう?

豚の体内で、「豚インフルエンザウイルス」と「鳥インフルエンザウイルス」が同時に存在する状況が生まれます。

「鳥インフルエンザウイルス」は豚の体内では増殖できずに死んでしまうため、大抵は問題にならないのです。

しかし稀に、増殖の過程で「鳥インフルエンザウイルス」の遺伝子と、「豚インフルエンザウイルス」の遺伝子ががっちゃんこされてしまい・・・

豚の体内でも増殖することができる「鳥+豚インフルエンザウイルス」というハイブリッド型のインフルエンザウイルスが生まれてしまうのです。

 

いや、それなら世界中の豚を飼育している農村地域でも起こり得ることじゃないか!と思いますよね。

日本でも豚を放牧して飼育している農家もあります。

しかし、中国の農村部ではここに、さらに「人インフルエンザウイルス」も入ってきてしまうのです。まさに人と豚と鳥が、境界なく暮らしている環境が中国の農村部にあるということです。

その結果、「鳥+豚インフルエンザウイルス」だけではなく、「人+豚インフルエンザウイルス」あるいは「人+鳥+豚インフルエンザウイルス」といった「新型インフルエンザウイルス」がたくさんうみだされてしまいます。

その中で、時々「人への感染力」が非常に強いウイルスが出現すると、人から人への感染も可能となり、瞬く間に「新型インフルエンザ」が流行するということです。

 

日本で毎年流行する「新型インフルエンザ」も元々は豚インフルエンザなの?

日本でも近年は、「新型インフルエンザ」が毎年のように流行しますよね。

これまではAソ連型か、台湾型か・・・といったものだけでしたが、最近は予防接種の効果がない新型インフルエンザが大流行する年も増えました。

日本で流行する「新型インフルエンザ」も、まさに中国からやってくると考えられています。

そして今のところ流行している「新型インフルエンザ」は「豚インフルエンザ」由来のものであることがわかっています。

(つまり遺伝子的には、「人+豚インフルエンザウイルス」のハイブリッドといえます。)

豚インフルエンザは人に感染してもそれほど強くないため、私たちは危機感をもっていません。

しかし・・・スペイン風邪のような恐怖は、いつやってくるかわからないのです。

 

本当に怖い「新型インフルエンザ」とは?

つまり、今のところ「新型インフルエンザ」が流行して感染しても、それほど恐れる必要がないということがわかりました。

しかし、もし「鳥インフルエンザウイルス」由来の新型インフルエンザ(すなわち「人+鳥+豚インフルエンザウイルス」)が強い感染力をもってしまうと・・・

まさに「スペイン風邪」を彷彿させるような世界的な危機に陥る可能性があります。

それは、「鳥インフルエンザウイルス」は人の体内に入ると致死性の症状を引き起こすからです。

私たちは、新型インフルエンザは大したことがないと舐めてかからず、常に備えておかないといけないということです。

 

鳥インフルエンザウイルスは人には感染しない?

さて、新型インフルエンザとは、すなわちハイブリッド型インフルエンザウイルスだという話をしてきました。

では、鳥インフルエンザウイルスそのものは、人には感染しないの?という疑問を持たれた方も多いですよね。

ニュースなどでは、宿主である野生の鳥などが大量死しているのが見つかると「鳥インフルエンザの可能性があるため、近づかないように注意してください」という注意喚起がありますよね。

また、時どき中国では「鳥インフルエンザウイルス」に人が感染したというニュースも耳にします。

 

以上のことから、ハイブリッド型の新型インフルエンザだけではなく、鳥インフルエンザそのものにも感染する可能性もあるということは明白です。

さらに、人が鳥インフルエンザウイルスに感染すると、ほぼ100%死亡すると言われています。

それなら新型インフルエンザより怖いじゃないか!と思いますよね。

しかし、実際には「鳥インフルエンザウイルス」が人に感染することは、非常に非常に稀なことなのです。

なぜなら、今存在している私たちは、「スペイン風邪」に打ち勝った人々の子孫だからです。

鳥インフルエンザに感染しないという遺伝的な形質を引き継いだ人間だけが生き延びているということになります。

しかし、非常にまれにそういった形質を引き継いでいない人がいます。

そういった人が、鳥インフルエンザウイルスで死んでしまった鳥に接触すると・・・感染する可能性は0ではありません。

 

しかしながら、その感染する可能性も、普通に暮らしていればほとんどありません。

というのも、感染する状況というのは、鳥インフルエンザウイルスが舞い散っている環境下で、人間が大きく息を吸い込んで、偶然ウイルスが肺にまで到達して、はじめて感染は成立します。

日常で、そのような状況にはなかなかなりませんよね。

そのため、日本では鳥インフルエンザウイルスに人が感染して亡くなった、というニュースは流れないわけです。

 

一方、中国では度々そのようなニュースが流れます。

それは、中国では豚と同様に、鳥(家禽類)も放し飼いで飼育しており、地面には糞が大量に存在するからです。

すなわち環境下には鳥インフルエンザウイルスがうじょうじょしてしまっているのです。

そのような環境で、中国の農村部では、鳥をしめて調理します。

大量の糞がある環境で、暴れる鳥を捕まえようとすると糞の中のウイルスも舞い散ります。

そこで力をこめて鳥をしめるのです。その時には大きく息を吸い込みますよね。

その結果、肺までウイルスが到達してしまう可能性が高まるということです。

幸いにも「鳥インフルエンザウイルス」は、人から人への感染はまだ確認されていません。

したがって、直接鳥の糞を吸い込むような環境にいない私たちは、それほど気にすることは“今のところ”ないということです。

 

もちろん人に感染した「鳥インフルエンザウイルス」は、人の体内で「ヒトインフルエンザウイルス」とがっちゃんこし・・・「人+鳥インフルエンザウイルス」という新型インフルエンザウイルスを生み出してしまう可能性は十分にあります。

このハイブリッドが作られれば、人から人への感染が可能となり大流行してしまうでしょう。

スペイン風邪のような大惨事になる可能性があるということです。

すなわち「スペイン風邪」の再来は、決してないとは言えないのですね。

今のところハイブリッドがつくられないのは、一が鳥インフルエンザウイルスに感染すると100%死ぬからです。

感染した人が死んでしまうということは、その体内にいるウイルスもまた死んでしまうということです。

万が一、キャリアーとなる(死亡せず体内でウイルスを増殖させてしまう)人が現れてしまうと・・・・

考えただけで恐ろしいですね。

致死率100%ときくと、怖い!と思うかもしれませんが・・・100%だからこそいいこともあるのです。

 

【まとめ】新型インフルエンザと鳥インフルエンザ

日本で毎年のように流行している新型インフルエンザは、「豚インフルエンザ由来(人+豚のハイブリッド)」であることがわかりました。

私たちが本当に恐れないといけない新型インフルエンザは、「鳥インフルエンザ由来(人+鳥のハイブリッド or 人+鳥+豚のハイブリッド)」です。

一方、鳥インフルエンザに人が感染する可能性は、限りなく低いということは安心材料になりましたね。

それにしてもインフルエンザは怖い!やっぱりワクチンをうたないと!と思った方。

ワクチンは、これまでに流行したインフルエンザウイルスの型しか予防できません。

つまり「新型インフルエンザ」には全く意味がないということです。

そのため、政府は強毒な新型インフルエンザが流行するのに備えて、大量の抗ウイルス薬を備蓄したり、製薬メーカーなどが新たな抗ウイルス薬(抗インフルエンザウイルス薬)の開発をおこなったりしています。

今日は少し難しい内容でしたが、人の移動が自由になり世界が1つになった今だからこそ、知っておかなければいけない知識の1つではないでしょうか。

参考にしていただけますと幸いです。

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