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【トランプにマクロンも?】混乱期には“病んだリーダー”が活躍する

投稿日:2017-08-19 更新日:

多くの偉大な政治家はみな精神的に病んでいた!

病んだリーダー

こんにちは、Michiです。今日は社会レポです。

先日、精神病理学や精神病跡学を専門とされている、斉藤環さんの著書「人間にとって健康とは何か」を読みました。

本のタイトルとは少し離れるのですが、興味深いお話しがあったのでレポートしたいと思います。

昨年誕生した「トランプ大統領」について、彼はサイコパスだなどといったことがよく言われてますよね。今回ご紹介するのは、トランプ大統領以前の米国大統領など、みなさんよくご存じの世界的有名人の精神状態についてです。

斎藤先生に言わせると、1度は耳にしたことがあるであろう、良い意味でも悪い意味でも伝説的な指導者たちは、こぞって、みな、今の医学的診断では「うつ病」で間違いないというくらい、明らかな精神病を抱えていたということです。

国を率いるリーダーが、うつ病?精神病?なんだか、とっても気になりますよね。詳しくみて行きましょう。

 

【リンカーン】うつ病になるくらいの繊細さが奴隷解放につながった?

リンカーン

まず最初に紹介したいのは、歴史に名を遺した米大統領「リンカーン」です。リンカーンはアメリカの第16代大統領ですよね。

アメリカ南部の奴隷解放を行った人物であり、南北戦争において重要な役割を担った人物でもあります。奴隷を開放したという事実と、そのリーダーシップ力が高く評価されており、アメリカの歴代大統領の中でも人気のある一人です。

しかし、実は彼は「うつ病」を患っていたとされています。

うつ病を患うほど、神経質(繊細)だからこそ、奴隷の心情などに深く共感することができたと考えられています。

彼は「奴隷制度」に強く反対していたというよりは、「奴隷」である人たちの不満や反発に耳を傾け、共感し、そしてさらにそれを自身への大きな脅威と考えたため、奴隷解放をすすめたとされています。

決して「奴隷制」に強く反対していたというわけではない証拠に、彼は北部の奴隷は開放していません。

 

【チャーチル】躁うつ病で、躁状態のときに大仕事をやってのけた?

チャーチル

続いては英国の政治家兼小説家の「チャーチル」さんです。

チャーチルは、今でいうところの「躁うつ病」に罹患していました。彼は発作を起こすこともあるほどの重症でしたが、いわゆる「そう状態」になっている時は非常にエネルギッシュで、晩年まで多くの仕事をこなしました。

その仕事の一つに、イギリスの政治家としての任務があり、第一次世界大戦では戦争を指揮するという非常に重要な任務を遂行しました。

また一方では、作家としても活躍しており、ノーベル文学賞も受賞しています。

彼がこれほどまでの重役を担いながらも、他の仕事まで片手間にこなせたのは、並大抵のエネルギーでは不可能だったでしょう。

良くも悪くも、彼が「躁うつ病」に罹患していたからこそ、彼は「そう状態」のときには、超人的な仕事をこなすことができたということです。

 

【ヒトラー】大虐殺は、躁うつ病と覚せい剤によってなせたのか?

ヒトラー

さあ、満を持して、有名人がでてきました。

ドイツの政治家、ヒトラーですね。みなさんご存知の通り、ユダヤ人大虐殺をおこなった人物です。

最近では麻生さんが“ヒトラー”を例にした発言をしたり、堀江さんがテレビ番組でヒトラーの似顔絵入りTシャツを着てバッシングを受けたりと・・・今もなお、政治家からいろんな意味で参考にされている伝説の政治家です。

実は、ヒトラーもまた「双極性障害(躁うつ病)」に罹患していました。しかも、ヒトラーの場合は、うつ状態に陥った際には、大量のアンフェタミン(覚せい剤)を使用して、自分を奮い立たせていたということです。

これら覚せい剤の使用は、ヒトラーの主治医の判断によっておこなっていたとのことです。しかし医師の判断とはいえ、ついにはヒトラーの行動は制御不能なものとなり、あれほどの残虐な行為を遂行したということです。

ヒトラーという人物そのものが残虐であったというよりは、彼の病気、いやむしろその治療に使われた大量のアンフェタミンによって、彼は残虐な行為をしたにすぎないと、斎藤先生は述べています。

そのように考えると、結局のところは、国民が「ヒトラーを支持した」ことが、何よりの罪だったのかもしれません。指示しなければ、虐殺は起こし得なかったでしょう。

なぜ、国民はヒトラーを支持したのでしょうか。

これがタイトルにある通り、混乱期には国民も正常な判断ができず、精神病を抱えたくらいの「狂気に満ちた政治家」に頼るしかないという精神状態に陥るとのことです。

まさに、今のアメリカ国民がトランプ大統領を誕生させたことにつながるのではないでしょうか。

ライバルであるヒラリーさんが嫌われていたことは、もちろん土台としてありますが・・・「トランプ大統領」を自分たちのトップに選んだというのは、混乱期の国民のなせる業だったのかもしれません。

 

【ケネディ】薬で政策がコロコロ変わった?暗殺が彼をドラマチックな英雄に仕立てた?

ケネディ

では、最後にケネディさんです。

アメリカの歴代大統領の中でも非常に人気の高い人ですよね。しかも、亡くなり方が「暗殺」というのが彼の人気を押し上げたのもあるかもしれません。

ケネディはどんな精神疾患を患っていたかというと、ケネディは精神疾患ではなく「アジソン病」に罹患していました。

アジソン病とは、副腎皮質機能低下症とよばれるもので、いわゆるステロイドホルモンが体内で正常に作られなくなる病気です。

ステロイドは、私たちがよく炎症どめとして処方される薬ですよね。あの処方されるステロイドはいわば人工ステロイド剤です。

私たちが外からステロイドを摂取しなくても、通常は体内でステロイドをつくりだすことができます。その機能をになっているのが副腎皮質とよばれるところなのです。

副腎皮質の機能が低下する「アジソン病」は、やる気がなくなり、体力もなくなり、ひどいと低血糖などで失神して命を落とすこともある病気です。とても政治家などが務まるような体ではなくなります。

したがって、「アジソン病」の人には、薬として外から人工のステロイドホルモンを補給する必要があります。今でこそ、このステロイドの副作用はよくわかってきており、投与量なども調整されているのですが・・・

当時のケネディには、それはそれは大量のステロイドホルモンが注入されていたということです。そのため、ケネディはいつもテンションが高く、エネルギッシュで、女性関係も盛んでした。

彼が大統領に就任以降は、次第に彼の治療に問題があるのではないかと考えられるようになり、ステロイド投与が適正に調整されるようになったそうです。

すると、彼は大統領任期の後半では、正常な精神状態に戻ったのか、政策を転換させるようになりました。これまでとはまるで人がかわったとしか思えないような転換でした。

そんな矢先に起こったのが「ケネディ暗殺事件」です。

彼が大統領を務めたのはたったの3年弱でしたが、この暗殺事件が彼の人生にいっそうの光を添え、今も人気の高い名政治家と言われています。

しかし、現実はというと、薬を摂取しすぎたことによるエネルギッシュな活動であったにすぎず、その後、彼本来の性格に戻った時には政策は弱気なものに転換され国民の混乱を招いてしまった大統領であるとも言えるのです。

 

日本の首相は大丈夫!?

安倍総理

さて、今世界は混迷を極めています。

昨年にはISISが勢力を広め、今もヨーロッパの国々はテロと闘っています。

また、最近はロシア、中国、北朝鮮の動きが非常に活発になってきており・・・もうアメリカ一強の世界ではなくなってきました。

今後の展開次第では、日本も、そして世界中が大混迷の時代を迎えることになりかねないでしょう。

日本の今の首相「安倍晋三」さんも、様々なスキャンダルに見舞われ、急激に人気を落としています。

となると、次期首相は誰になるのか・・・

この混迷期に誕生する首相は、やはりアメリカのトランプしかり、フランスのマクロンしかり・・・狂気のリーダーが誕生するのかもしれません。日本の次期リーダーにも注目したいですね。

 

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