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【がんと認知症】早期発見でがんは治ったのに認知症になるリスク

更新日:

【がん検診のデメリット】高齢者のがん検診はよく考えてから!

 

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みなさん、このMichiyoレポはいろいろなテーマを扱った雑記ブログなのですが、やはり一番人気はがんに関する情報記事です。

ということで、最近ご無沙汰していた「がん関連」のトピックを一つ紹介したいと思います。

情報元はプレジデント「実家の大々問題」です。

 

ところで、「がん」というとまるで合言葉のように出てくる言葉が「早期発見!早期治療!」というご時世になってきましたよね。

これはがんを見つけるための医療技術が進歩したことで、転移をおこした末期になるまで見つからないという時代が終わったということ。

さらに、早期であれば手術で切って、さらに再発予防の抗がん剤治療なんかをすれば長期生存が望めることも大きな要因です。

そして何より、芸能人などの有名人が、がんを告白するようになり、声高にメディアで「早期発見できたから・・・」「みなさんもがん検診受けましょう」とPRするというのも一つの理由でしょうね。

 

では、とにかく誰でも彼でも、どんな癌でも、とにかく早期発見すればよいのでしょうか!?多くの方が「Yes」とお答えになるのではないでしょうか。

今日は、誰でも彼でも・・・高齢者でも、がん検診を受けてがんを早期発見すべきなのかどうかについてのお話です。

 

【がん検診リスク】

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若い世代で、まだまだ体力も有り余っていて、これから長い人生が待っているような方は、がん検診を受けて、早期発見、早期治療をするほうが良いというのはなんとなくわかる気もします。(もちろん、私はこの考え自体にもやや懐疑的な立場ですが・・・詳しくは他の記事もご覧ください)

 

しかし、高齢者ともなると話はちがってくるというのが今回のメインテーマです。

実はがん検診をうけることはよいことばかりではなく、リスクも伴うということをあらかじめ知っておくべきです。知った上で、よく考えてがん検診を受けるかどうかの決断をしてくださいね。

高齢の方は自分では判断dけいない場合も多いですから、ご家族、とくに配偶者の方や、息子さんや娘さん、あるいはお孫さんたちが、しっかりとリスクも説明して、受診の有無を相談したほうが良いですね。

 

ではいったいどんなリスクがあるというのでしょう・・・その答えはこれです。

「がんが治ったのに認知症に」

つまり、安易が気持ちでがん検診を受けたところ、がんが見つかりました。

人間不思議なもので、「がん」ときくだけで「死」が頭をよぎります。つまり正常な判断能力を失い、極度の不安に襲われるということですね。

するとどうでしょう。

がんを見つけてくれ、さらに「治療すれば大丈夫」と言ってくれる医師はまるで神様のように感じてしまいます。

その結果、またまた安易に医師の言うままの治療を受けることを決めてしまいます。

医師の提案は・・・

【ごく初期の場合】

手術で切除⇒取り出した腫瘍組織で悪性度を検査⇒再発予防の術後化学療法

【やや大きくて取り切れそうにない場合】

まず抗がん剤や放射線で腫瘍を小さくする⇒手術で可能な限り切除⇒摘出した腫瘍組織で検査⇒再発予防の術後化学療法

といったものがスタンダードです(もちろんがんの種類などによっても違います)。

 

と、どうでしょう。

これらの治療にどれくらいの期間を要すると思いますか?

だいたい一般的に2~3か月程度かかります。

抗がん剤や放射線が効かないと何クールもしたり、はたまた抗がん剤の副作用が出たらその治療のためにいったん休薬したり・・・もっと治療期間が長くなる人もいます。

それでも、現役世代の方々であれば、会社を3か月ほど休職して元気に復職される方も多いです。

 

しかし、高齢者だとどうでしょう。

まず、もともと体力が弱っているため抗がん剤治療などで思わぬ副作用が出てしまったり、また手術を受けると一気に体力を消耗し、しばらくはベッドから起き上がれないといった状態になってしまったりします。

もちろん、それでも数か月~半年くらいで体力は次第に回復してきます。しかし、ここで困ったことが起こるのです。

 

【がん治療のリスク】

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何もがん治療に限ったことではないですが、高齢になってからの骨折での入院をきっかけに「認知症」を発症してしまうといったことはよくあります。(実は私の祖母はまさにこのパターンでした)

当然がんの治療でも、長期間の入院生活を送ることになると同様の現象が起こります。

すなわち「がんが治ったのに認知症になった」という状況ですね。

 

みなさん、どう思いますか?

それでも、がんの手術が無事に終わって命はとりとめたのだから、仕方がないと考える方もいるでしょうね。これはそれぞれの価値観の問題です。

しかし、私が身近で認知症の祖母をみてきた経験や、医薬品開発をしてきた中で認知症がいかに本人の幸福度と、さらには周囲の人々のQOLを低下させるかを目の当たりにしてきましたので・・・

「がんが治ったんだから、認知症になっても仕方がない」とは考えることができません。

しかも、高齢者の場合、それほどがんの進行は速くなく、そのままにしておいても特に症状がないまま、他の病気で亡くなる確率や平均寿命くらいまで生きることができる可能性も結構高いものなのです。

 

そのように考えると、安易な気持ちで受けた「がん検診」が高齢のおじいちゃん、おばあちゃんの生き方を大きくかえてしまうかもしれないということですよね。

 

それでも世間のスタンダードは、やはりがん検診を受けて、がんは早期発見・早期治療という流れです。わかっていても、この流れにはなかなか逆らえなかったりするのですよね。

では、万一自分の両親や、祖父母、配偶者が、高齢になってからがん検診を受けることになり、さらにがんが見つかって手術や抗がん剤治療を受けることになったら・・・

どんなことに気を付けておけばよいかということについて、最後にまとめておきたいと思います。

 

【チェックリスト】忘れっぽくなったら要注意

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これは、認知症を早期発見するためのチェックリストです。見えづらいと思いますので、こちらに箇条書きしておきますね。

 

□同じことを何度も言う

□ボーっとしている時間が増えた

□財布や通帳などの大切なものを失くしたという

□約束を忘れる

□待ち合わせ場所までの道がわからない

□片付け・料理・運転などがうまくできなくなる

□同じミスを繰り返す

□ドラマや映画などのストーリーが把握できない

□身だしなみに気を遣わなくなる

□電子機器(携帯電話や家電など)の操作ができなくなる

□趣味や好きなことへの関心がなくなる

 

このチェックリストの何個以上に当てはまったら「認知症」といった基準はないですが、このような状態が一つ二つでも確認されるようになると、軽度認知障害の状態と考えてよさそうです。

そして軽度の状態で発見できれば、日常生活に軽い運動(ウォーキングや水中ウォークが◎)や、人との交流(おしゃべりは脳に◎)を積極的に取り入れるように、すぐに対策をとります。そうすれば、認知症の進行は遅らせることができるといった研究結果も出てきています。

 

したがって、がんの早期発見も大切ですが、高齢者の場合は、がんよりも、認知症の早期発見の方が大切だったりするかもしれません。

 

まとめ

高齢者の安易ながん検診の受診はおすすめできない。

⇒なぜなら、もしがんが見つかると手術などの入院を要する治療をすることになり、活動量低下により「認知症」を発症する可能性が高くなる

⇒体が弱っており抗がん剤治療などで思わぬ副作用が出てしまい、結果的に寿命を縮める可能性がある

 

高齢者の様子をよく観察し、認知症の早期発見に努める。

⇒軽度認知障害に気づいた場合、運動や交流などの適切な対策をすぐにとることができ、認知症の進行を防ぐことができる可能性が高い

 

以上、高齢者のがん検診リスクと、がん治療リスクについてでした。参考にしていただけますと幸いです。

 

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