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【がん検診のデメリット】早期発見でがんは治ったのに認知症になるリスク

投稿日:2017-08-19 更新日:

【がんと認知症】高齢者のがん検診はよく考えてから!

がんと認知症

こんにちは、Michiです。今日は医学(がん)レポです。

みなさん、このブログのやはり一番人気はがんに関する情報記事です。ということで、最近ご無沙汰していた「がん関連」のトピックを一つ紹介したいと思います。情報元はプレジデント「実家の大々問題」です。

「がん」というと、まるで合言葉のように出てくる言葉が「早期発見!早期治療!」というご時世になりましたよね。

これは、がんを見つけるための医療技術が進歩したことで、末期になるまで見つからないという時代が終わったということでもあります。

また、早期であれば手術で切って、さらに再発予防の抗がん剤治療をすれば、長期生存が望めるようにもなったということでもあります。

芸能人などの有名人も、がんを告白するようになり、声高にメディアで「早期発見できたから助かった」「みなさんもがん検診受けましょう」とPRしていますよね。

しかし、本当にがんは「早期発見!早期治療!」が最善なのでしょうか。今日は、そんな世間の流れに相反する内容のレポートをしたいと思います。

 

【がん検診リスク】早期発見!早期治療が思わぬ事態を招くことも・・・

では、とにかく誰でも彼でも、どんな癌でも、とにかく早期発見すればよいのでしょうか?

多くの方が「Yes」とお答えになるのではないでしょうか。だってがんは放置するとすぐに大きくなったり、転移するのだから・・・と。

しかし、この答は「No」です。

がんと認知症②

上の表は、がん検診によるリスクをまとめたものです。

実は、がん検診をうけることは“良いこと”ばかりではなく、リスクも伴うということを、あらかじめ知っておかなければいけません。

リスクを知った上で、よく考えてがん検診を受けるかどうかの決断をしましょう。

高齢の方は自分では判断できない場合も多いですから、ご家族、とくに配偶者の方や、息子さんや娘さん、あるいはお孫さんたちが、しっかりとリスクも説明して受診の有無を相談したほうが良いですね。

 

いったいどんなリスクがあるのでしょうか?考えてみましょう。

高齢者が、安易な気持ちでがん検診を受けたところ、がんが見つかりました。

不思議なもので、「がん」ときくだけで「死」が頭をよぎります。そして正常な判断能力を失い、極度の不安に襲われます。

すると、がんを見つけてくれ、さらに「治療すれば大丈夫」と言ってくれる医師が、まるで神様のように見えます。その結果、またまた安易に医師の言うままに治療を受けることを決めてしまいます。

医師の提案は・・・

【ごく初期の場合】手術で切除⇒取り出した腫瘍組織で悪性度を検査⇒再発予防の術後化学療法

【やや大きくて取り切れない場合】抗がん剤や放射線で腫瘍を小さくする⇒手術で可能な限り切除⇒摘出した腫瘍組織で検査⇒再発予防の術後化学療法

といったものがスタンダードです。もちろんがんの種類などによっても違いますが・・・

 

これらの治療にどれくらいの期間を要すると思いますか?

一般的に2~3か月程度かかります。

抗がん剤や放射線が効かないと、何クールもしたり。はたまた、抗がん剤の副作用が出たら、その治療のためにいったん休薬したり。なんだかんだで、予定より治療期間が長くなる人もいます。

それでも、現役世代の方々であれば、会社を3か月ほど休職して元気に復職される方も多いです。

しかし、高齢者だとどうでしょう。

まず、もともと体力が弱っているため抗がん剤治療などで思わぬ副作用が出てしまう可能性が高くなります。また手術を受けると一気に体力を消耗し、しばらくはベッドから起き上がれないといった状態になってしまったりします。

すると、がんとは全く別の「病気」が襲ってくるのです。

 

【がん治療のリスク】高齢者は副作用とあわせて認知症のリスクにも注意!

がんと認知症③

何もがん治療に限ったことではないですが、高齢になってからの入院をきっかけに「認知症」を発症してしまうといったことはよくあります。(実は私の祖母はまさにこのパターンでした。)

当然がんの治療でも、長期間の入院生活を送ることになると、同様の現象が起こります。

つまり「がんが治ったのに認知症になった」という状況です。

 

みなさん、どう思いますか?

それでも、がんの手術が無事に終わって命はとりとめたのだから、仕方がないと考える方もいるでしょう。これはそれぞれの価値観の問題です。

しかし、私が身近で認知症の祖母をみてきた経験や、医薬品開発を通じて多くの認知症患者さんをみてきた中で、認知症がいかに本人の幸福度と、さらには周囲の人々のQOLを低下させるかを目の当たりにしてきました。

そのため、私は「がんが治ったんだから、認知症になっても仕方がない」とは考えることができません。

しかも、高齢者の場合、それほどがんの進行は速くなく、そのままにしておいても特に症状がないまま他の病気で亡くなる確率や平均寿命くらいまで生きることができる可能性も結構高いものなのです。

そのように考えると、安易な気持ちで受けた「がん検診」が、高齢のおじいちゃんやおばあちゃんの生き方を大きくかえてしまうかもしれないということです。

それでも世間のスタンダードは、やはりがん検診を受けて、がんは早期発見・早期治療という流れです。

やはり、みな「がん」が怖いということなのでしょう。

 

では、万一自分の両親や、祖父母、配偶者が、高齢でのがん検診を受けてがんが見つかり、手術や抗がん剤治療を受けることになったら・・・

どんなことに気を付けておけばよいでしょうか?

 

【認知症チェックリスト】がんの大きさの変化ばかりに注目せず、普段の様子をよく観察して!

がんと認知症④

上のチェックリストは、認知症を早期発見するためのものです。見えづらいと思いますので、こちらに箇条書きしておきますね。

□同じことを何度も言う

□ボーっとしている時間が増えた

□財布や通帳などの大切なものを失くしたという

□約束を忘れる

□待ち合わせ場所までの道がわからない

□片付け・料理・運転などがうまくできなくなる

□同じミスを繰り返す

□ドラマや映画などのストーリーが把握できない

□身だしなみに気を遣わなくなる

□電子機器(携帯電話や家電など)の操作ができなくなる

□趣味や好きなことへの関心がなくなる

このチェックリストの何個以上に当てはまったら「認知症」といった基準はないそうですが、このような状態が一つ二つでも確認されるようになると、軽度認知障害の状態と考えてよいそうです。

そして軽度の状態で発見できれば、日常生活に軽い運動(ウォーキングや水中ウォークが◎)や、人との交流(おしゃべりは脳に◎)を積極的に取り入れると、認知症の進行は遅らせることができるといった研究結果も出てきています。

したがって、がんの早期発見も大切ですが、高齢者の場合はがんよりも認知症の早期発見の方が大切だったりするかもしれません。

高齢の親族が、がん治療を受けた場合は、副作用やがんの大きさの変化も気になりますが、認知症の初期症状にも十分に注意してあげてくださいね。

 

【まとめ】がん検診とがん治療のリスク

以上、高齢者のがん検診リスクと、がん治療リスクについてでした。本日のレポートからは、下記のことが言えます。

 

高齢者の安易ながん検診の受診はおすすめできない。

⇒もしがんが見つかると、手術などの入院を要する治療をすることになり、「認知症」を発症する可能性が高くなるため

⇒体が弱っており抗がん剤治療などで思わぬ副作用が出てしまい、結果的に寿命を縮める可能性があるため

 

高齢者の様子をよく観察し、認知症の早期発見に努める。

⇒軽度認知障害に気づいた場合、運動や交流などの適切な対策をすぐにとることで認知症の進行を防ごう

 

がん予防や治療も含めて、健康に対する行動は、それぞれの考えで取り組むものです。

この記事に書いたことは、プレジデントの内容をもとに、あくまで私の意見によるものです。こんな考えもあるということで、少しでもみなさんの参考にしていただけますと幸いです。

 

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