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【こんなにお金がかかる】年老いた親の事故、事件、孤独死のリスク

投稿日:2017-08-19 更新日:

【親の介護】働き盛りを襲う老親の介護と死

親の死

こんにちは、Michiです。今日は社会レポです。

今月のダイヤモンドは「実家の大々問題」というシビアなタイトルでした。

私のところは、まだ親は還暦すぎたところで介護が必要な年ではないですが・・・年々親の衰えは感じています。

また年上の彼は、まさに親の介護真っ只中です。一人っ子なので、がんで入院していた父親の見舞いにいきつつ、家では少し認知症気味の母親のお世話と・・・本当に苦労していました。

今はお父さんが亡くなって、お母さんも身の回りのことが何もできなくなり介護施設に入居し、彼も少し落ち着きました。介護施設なら、自分のペースで予定をたてて会いに行けますからね。

さあ、少し私の話が長くなってしまいましたが・・・今回はそんな年老いた老親にまつわる問題の中でも、「大々問題」であるたところ『普通ではない“死”』についてレポートしたいと思います。

いずれも他人ごとではなく、いつ自分の身にふりかかるかわからないリスクですので・・・心して読んでみてください。

 

【普通ではない“死”その①】孤独死

親の死②

まずは、老親が一人で暮らしている場合に最も恐れるべきリスクです。

年は80歳をすぎたけれど、まだまだ元気。自分の身の回りのことは全部自分でできるため、一人で気ままに暮らしている親をお持ちの方は、注意してください。

実は私の祖母もそうでしたが、本当にちゃきちゃきと自分のことはなんでもできる元気なおばあちゃんでした。なんてったって、80歳すぎても自転車に乗っていましたからね。

しかし、ある日自転車で転び、救急車で運ばれました。祖母は尾てい骨を骨折しており、入院生活を送ることに。それを境に、急に両親(祖母にとっては自分の息子やお嫁さん)のことが理解できなくなり、よそよそしい会話をするようになりました。頭を打ったということではありません。寝たきり生活が1か月ほど続いたことで、認知症がはじまったのです。

少し話がそれてしまいましたが、私の祖母の場合はまだ自転車で転んで、誰かが救急車をよんでくれたからよかったです。

もし、家の中で食べ物をつまらせたり・・・

ちょっとした段差で転んで打ち所が悪かったり・・・

脳梗塞や心筋梗塞を発症してしまったら・・・・

最悪の場合、一人で家で亡くなってしまうことになります。これが、いわゆる「孤独死」ですね。

よく「孤独死」が取り上げられるのは、身寄りが誰もいない高齢者であったりしますが・・・実際には仕事や子供の学校の都合で遠方で暮らしている夫婦の老親が「孤独死」していたというパターンもよくあることだそうです。

とくに、元気で何でも身の回りのことを自分でできるために、ヘルパーさんなどが出入りしていない場合や、連絡や訪問の頻度が少ない場合は、要注意です。

 

「うちは1週間に1回は電話をしているし、月に1回は顔を出しているから大丈夫」

なんて安心している人に、孤独死の現実をお見せしましょう。

下の表をみてください。

親の死③

実は、自宅での死というものは思った以上に大変なことになるのです。

考えてみてください、夏の暑い日に自宅で人がなくなってしまった場合を。ご遺体は、3日で腐敗し悪臭を放ってしまいます。

つまり1週間に1度の安否確認では、最長6日間も遺体を放置してしまうことになるのです。

上の表では、【ベッドで孤独死】【リビングで孤独死】【トイレで孤独死】の場合について、清掃作業などの例がまとめられています。

 

順にみていきましょう。

【ベッドで孤独死】

ベッドで亡くなった場合は、清掃範囲はベッドと部屋全体の消臭・除菌・防虫くらいですので、最も処理コストはかからないということです。ざっと10万円という見積もりです。

【リビングで孤独死】

リビングの場合、上の作業に加えて、フローリングの張替えが必要となり、一気に処理コストは2倍の20万円程度に膨れ上がります。

【トイレで孤独死】

さらに意外と多いトイレでの孤独死の場合は、トイレそのものの取り換え、壁や床の張替えといった作業が追加され、処理コストは実に34万円と高額で見積もられています。

老親が離れて暮らす場合は、毎日か、せめて2日に1回くらいのマメな連絡が必要でしょう。さらにご近所の人と連携して、毎日安否確認をするなどの協力体制も構築しておくと安心です。

ちなみに、上では清掃などのコスト面についてのみ触れましたが・・・やはり老親の孤独死は、精神面にも大きな影響を及ぼすことになると言います。

「まだまだ元気だから大丈夫」という安心や、「親が年寄り扱いするなと拒むので」といった言い訳はやめて、なるべく良好な関係を築き、密なコミュニケーションをとるようにしたいですね。

 

【普通ではない“死”その②】事故死

親の死④

続いては「事故死」です。

とくに多いのが認知症で徘徊するようになり、ちょっと目を離したすきに外に出てしまって行方不明に、というケースです。

認知症の方の場合、足腰はまだまだ元気という場合が多く、遠くまでどんどん歩いて行ってしまうということも多いそうです。

そして、数日後、知らない土地で踏切内に侵入してしまい・・・列車と衝突。こういった事故も、近年後を絶ちません。

親の死⑤

列車事故で、突然老親が帰らぬ人になったら、大変悲しい出来事ですし、悔やんでも悔やみきれません。

しかし、悲しさにふける暇もなく、さらに大変なことがまっているのです。

それが、家族の監督責任が問われ、鉄道会社から多額の損害賠償を請求される可能性があるということです。

これまでの例では、高齢の認知症の男性が鉄道事故を起こし、鉄道会社は男性の同居の妻と、別居の息子に対し「約720万円」という損害賠償を請求するということがありました。

この例では、結局同居の妻も、別居の息子も、きちんと監督しており、ほんの一瞬の隙をついて外に出てしまったために起こった事故だということで、責任には問われませんでした。つまり損害賠償を支払うことはありませんでした。

しかし、裁判所が「監督責任に問う」との判決を出せば、損害賠償を支払わないといけなくなります。実は今回の720万円は、比較的田舎で、便数も少なく、影響を受けた乗客も少なかったということで、この金額になったそうです。

もし大都市圏の、ものすごく乗客が多い路線や、連休などの繁忙期に事故が起こってしまったら・・・数千万円の損害賠償請求はくだらないでしょう。

ちなみにこれが事故で亡くなった方本人の過失によるものだった場合は、どうなるでしょうか。これは当然免れることができません。

しかし本人は亡くなってしまっていますので、家族が相続することになります。相続とは、一般的に貯金などを譲り受けるというイメージが強いかもしれませんが、実は負の遺産もひきつぐことになります。

ですので、プラスの遺産と請求された損害賠償を比べて、損害賠償金の方が上回る場合は「相続拒否」という対応をとるのが良いでしょう。

家族は、損害賠償の支払いは逃れられたとしても、相続できる予定だった遺産などが全てなくなりますので、大誤算となることは間違いないでしょう。

 

【その他トラブル】高齢者の犯罪は急激に増えている

親の死⑥

さて、ここからは老親の「死」によるリスクではなく、逆に老親が加害者になってしまうというリスクについてです。

みなさん、おじいちゃんやおばあちゃんに対しては、どこかのんびりしていて優しいイメージをもっていませんか?実際、優しい高齢者もたくさんいますよね。

しかし、最近増えているのが「高齢者による犯罪」なのです。

親の死⑦

高齢者による万引きなどは、これまでもよく知られている犯罪です。

しかし、実は近年増えているのが「キレる老人」です。つまり暴行や傷害といった犯罪を起こす高齢者が、うなぎのぼりで増えているということです。

また、故意ではない犯罪として、高齢者による車の事故も深刻です。

アクセルとブレーキを踏み間違って人をはねてしまう、歩行者の列につっこんでしまう、建物に激突して破壊してしまう・・・といった自動車にまつわる犯罪(業務上過失致死傷、道交法違反)もよくニュースでみますよね。

つまり、老親が突然犯罪者になり捕まってしまうというリスクも、私たちは考えておかないといけないということです。

老親が亡くなってしまった場合も、家族は監督責任を問われますが、犯罪者になった場合も身元保証人として、長きに渡り面倒をみていくことになります。老親が損害賠償を払いきれずに亡くなった場合は、当然相続するかどうかも考えないといけません。

 

先ほども書きましたが、高齢者の孤独死や事故は、たいていの場合マメなコミュニケーションである程度防ぐことができます。

また犯罪に関しても、実はコミュニケーションをとることで防げるものも多いということです。老親の様子をよく観察していれば、『そろそろ、免許返した方がいいよ』という声かけが、自然にできますよね。

また、傷害事件や車の事故のほか、高齢者によるストーカーなどの事件も近年増えてきています。

こういった高齢者の犯罪は、社会からの孤立といった孤独が背景にあることが多いということです。したがって、常に気にかけてくれる家族が一人でもいれば、このような軽犯罪を犯してしまう可能性も少なくなるかもしれません。

 

【まとめ】離れて暮らす老親のリスク

以上、老親の孤独死、事故死、犯罪リスクについてまとめました。

老親と同居している方も他人ごとではないですが、とくに遠方で別居している方は、今一度両親との関係を見直してみてください。

「まだまだ元気で安心」と思わず、元気なうちからコミュニケーションをしっかりととり、何かあったらすぐに対応できるような良好な関係を築いておくようにした方が良さそうですね。

 

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