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【葬儀屋の苦悩】遺体引き取り手がいないor親族が引き取り拒否する現実とは!?

投稿日:2017-09-03 更新日:

【無縁仏】医療機関も葬儀屋も困惑・・・身元保証人のいない遺体

無縁仏

こんにちは、Michiです。今日は社会レポです。

みなさん、自分の死について考えたことはありますか?

結婚していて、配偶者もいて、子供もいる人は、自分の死んだ後のことについては、それほど深刻には心配していないかもしれません。

しかし、今や独身率は上がる一方。

また結婚していても子供がいない夫婦も多くいます。

それでも、自分の兄弟や、せめて甥や姪など・・・親族とそれなりの縁があればたいした問題にはなりません。

でも、独身で、両親は他界、親族との縁遠い方は・・・自分の死後について元気なうちからしっかり考えておいた方が良さそうです。

会社を定年退職後は、そういった方々の多くは独居生活に陥ります。そうなると、いつの日か孤独死を迎えることになります。

孤独死ときくと、家で一人で死んでしまってしばらくたってから見つかるというニュースでよく報じられているような状況だけを考える人が多いかもしれませんが、実は入院先の病院での「孤独死」も多いのです。

今日は、そんな“孤独死”とその後の遺体の行方について、レポートしたいと思います。

 

【孤独死】病院と葬儀屋は市役所に相談し必死で「身寄り」を探すことに

孤独死

病院に入院している高齢者の中には、入院中一度も見舞客がこず、親族らしき人がいらっしゃらない雰囲気の患者さんが結構な数いるそうです。

医療費自体は、生活保護や年金で賄うことができ、入院生活にはほとんど問題はないそうですが・・・

問題なのはその患者さんが亡くなったときです。

亡くなる前の入院中に、病院は市役所に連絡し、時には警察にも連携を依頼し、身寄りがいないか捜索するそうです。

その結果、

①身寄りが見つからない「無縁仏」予備軍

②遠い親戚がみつかるも、身元保証人になることを拒否される

③長い間疎遠の兄弟や子供がみつかる

という3通りのパターンがあるそうです。

 

この中で、実は一番問題なのは、③だそうです。

それぞれ説明していきましょう。

 

【無縁仏】身寄りが見つからなかったご遺体の行方

無縁仏②

残念ながら、身寄りが見つからなかったご遺体は、公費にて火葬し無縁仏に眠ることになります。公費で、最低限の火葬代(20万円程度)が出るそうです。

最近は、認知症で家を出たまま戻らず、遠くの地で倒れていたところを病院に運ばれたという患者さんや、ホームレスなどなど・・・

「どこの誰だかわからない」ために、親族を探し当てることもできずに無縁仏に眠る人も少なくないそうです。

また、火葬代は公費で賄われるそうですが、この負担先の自治体については、現住所がわかる場合はその自治体ということになります。現住所すらわからない場合は、なくなった病院がある自治体ということで、自治体も負担のなすれつけ合いをしたり、何とか身寄りが見つからないかと長期間の捜索に及ぶこともあるそうです。

そんな捜索中、遺体を引き取った葬儀屋はずっと遺体を安置しておく必要があります。これもまた大きな負担となり、身寄りのいない遺体の引き取りを拒否する葬儀屋も増えているそうです。

引き取りを拒否された遺体は、行き場がなくなります。病院はいつまでも遺体を寝かせておくわけにもいかず・・・なんとかどこかに保管できないかと探しまわるわけで・・・ご遺体がまるで粗大ごみのごとく扱われるという悲しい現実があるそうです。

 

【遠い親戚がいるも・・・】ご遺体を受け取り拒否される場合

続いて、身元が分かっている場合などは、市役所が何とか身寄りを見つけてくることも多いそうです。

しかし独身で、配偶者や子供もなく、両親やその兄弟も亡くなっているといった場合・・・身寄りといっても、甥や姪など非常に遠い親戚が見つかる場合がほとんどだそうです。

近年は親戚付き合いも希薄で、甥や姪は「もう何十年も会っていない」「一度も会ったことがない」というケースも多いのだとか。

みなさん、そんな良く知らない人の遺体を引き取ろうと思えますか?か突然そんな連絡がきて、火葬代を負担しろ、遺体を引き取れと言われても・・・何かの詐欺かとすら思ってしまいそうです。

そのため、自分たちが身元保証人になることをためらう方も多いそうです。

しかし、疎遠だからこそでしょうか・・・こういった場合は、市役所や、病院、葬儀屋が説得すれば「最低限のことだけはします」といった形で20万円の火葬代だけは分担して負担してくれることも多く、意外とすんなりといくケースもあるようです。

 

【子供が見つかった】親子関係が破たんしたまま長年会っていなかった場合

先ほども書きましたが、この「子供が見つかった」などのパターンが一番後味が悪い結果になることが多いそうです。

親が入院しても一度も見舞いにくることはなく、親も子供の存在を明かさない・・・

となると、おそらく親子関係は遠い昔に破たんしてしまっていることがほとんどです。

 

そのため、市役所の調べで子供がいることが分かり連絡をとったとしても、もちろん一度も見舞いにはこない場合がほとんどのようです。

さらに、最終的に亡くなってしまい、ご遺体の引き取りをお願いしても、拒否することが多いそうです。

 

先ほどの遠い親戚なんかより、親子のほうが「長年の恨みつらみ」がある場合が多く、最低限の負担すらもしたくないということも少なくないとか。

引き取りを拒否した後も、病院や市役所は何度も連絡をとろうとしますが、いよいよ連絡すらもとれなくなり音信不通になるケースもあるようです。

 

しかしこのパターンの場合、①のような無縁仏にはなかなかできません。

市役所としては「身元を調べて、親族も見つけたのだから、あとは病院の仕事だ」と、病院にご遺体をおしつけます。

病院は病院で、音信不通になった親族をいちいちさがしている暇もありません。

その間もご遺体はずっと冷暗所で安置しておく必要があり、葬儀屋もコストだけがかさんでいきます。

 

なんと、このような状況のまま、最長で1年程度ご遺体を保管していた葬儀屋もあるそうです。最終的には、ご遺体を火葬するよりほかはなく、葬儀屋と病院が火葬代を折半して無縁仏に眠らせてあげたそうです。

 

 

身寄りのない人はせめて自分の火葬代と遺言書くらいは用意しておこう

遺言書

このように近年、身寄りのない、あるいは引き取りを拒否された、非常に胸が痛むご遺体が増えているそうです。

結婚して配偶者がいる方も、もし配偶者に先立たれ、認知症を患い、自分の身元も何もわからない状態で徘徊していた地域の病院に入院するようなことになったら・・・

と考えると、とても他人事ではありませんね。

また、配偶者と離婚等で別れた方は、子供がいるから何とかなるだろうと考えているかもしれませんが・・・何十年も会っていない子供が、血がつながっているというだけで自分の死後の面倒をみてくれるなんて甘い考えは捨てたほうがよさそうです。

離婚後に、配偶者があなたのことを悪く話している場合や、あなたの話を出さないようにしていたり、はたまた離婚によって経済的に苦労した場合などは、死後の面倒なんてみたくない!と断固拒否されるかもしれません。

 

万一の時のことを考えて、元気なうちにやっておくべきことは2つです。

遺言書と最低限のお金だけは残しておくようにしましょう。

遺言書は、公正証書のようなものをわざわざ用意しなくても大丈夫です。自分で便せんに一筆書いたり、亡くならなくても認知症になった時のことなども考えてエンディングノートなどを用意しておくと良いでしょう。

お金は、最低の火葬代が20万円です。

お金 写真

親族さがしなどで、長期間、葬儀屋や病院で自分の遺体を保管いただくことになるかもしれないので、せめて30万円、できれば50万円くらいは最低でも残しておきましょう。

「火葬して、無縁仏にいれてください」

という遺言と、

50万円の火葬代の保管場所(銀行口座名と通帳・印鑑など)を遺言書に記しておけば、遠い親戚や、あなたを長年恨んでいた子供でも、遺体の引き取りはしてくれるかもしれません。

50万円あれば、なんなら少しお釣りがもらえるので喜んで引き取ってもらえるかも?しれませんね。

悲しいですが、これが現実だということです。

 

まさか亡くなった後に、多くの人に迷惑をかけ、さらに粗大ごみのように扱われるなんて・・・絶対にさけたいですよね。

 

ちょっと今回は、寂しい話題になってしまいました。しかし、近年非常に問題となっている孤独死・認知症などの問題です。みなさまにも身近に感じていただき、少しでも参考にしていただけますと幸いです。

→エンディングノートの書き方については、こちらの記事もどうぞ

→病院ではなく家で孤独死した場合については、こちらの記事

 

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