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【武田薬品の大リストラ】巨額買収の裏側で社員が悲鳴!

投稿日:2018-07-18 更新日:

【シャイヤー社買収】社員には地獄の始まり!大リストラの実態

武田リストラ

こんにちは、Michiです。今日は製薬レポです。

これまでも何度も取り上げてきた武田薬品のシャイヤー買収とリストラについて。

今日はこれまでに行われてきたリストラの全貌と、シャイヤー買収後の武田の行く末についてさらに深く掘り下げてレポートしたいと思います。

 

【武田薬品のリストラ】正社員がこの5年で大幅減少!巧妙なやり口とは?

武田リストラ②

これまで、武田薬品のリストラとしては、湘南研究所の大改革(こちらの記事参照)に伴う人員整理について取り上げてきました。

今回、5年前から随時行われてきている「大量首切り」の全貌についてまとめたいと思います。

まず5年前の2013年、武田薬品の正規研究員(正社員)は、約1200名でした。

しかし、湘南研究所の第一回目の改革で、管理職を対象に200人の首切りが実施されました。これは2013~14年にかけて行われており、部門統合などで余剰になった管理職を一斉に整理したという形です。

 

そして2016年、1回目の管理職リストラで武田薬品の正規研究員(正社員)は、約1000名になりました。

これでリストラはひと段落かと思えた矢先の2016~2017年に、今度は管理職以外の研究員(組合員)にも魔の手がのびてきました。これが、私が以前記事にしたものです。(→「武田薬品のR&D体制激変!合理化で事実上の大規模リストラ・転籍」

リストラ(早期退職)などという言葉は使われませんでしたが、子会社化や社内ベンチャー化などの施策でもって、正社員600人以上を本体から切り離すという、事実状のリストラを実施しました。

その結果、子会社やベンチャーで今も頑張っている研究員が400人程度。残り約200人が退職しています。

以前の記事にも書きましたが、国内最大手「武田薬品」だから入社したという人も多いでしょう。いつつぶされたり吸収されるかわからない、子会社やベンチャーに転籍させられてまで武田関連の仕事にしがみつこうと思わない人は自ら辞めていったでしょうね。

 

こうして2度のリストラ実施により、なんと武田薬品湘南研究所の正規研究員(正社員)は、2018年時点で約350人にまで減少しました。

実に、5年間で正社員が1/3以下になっています。

武田薬品は、開発品のパンプラインがとぼしく先行きが危ぶまれている中での大リストラでした。1200人もいた研究員が、350人です。

これでは、一層モノが生み出せない組織になってしまったのではないか、というのが社内外からの声だということです。

人数より何より、製薬会社の元研究員だった立場として、社員のモチベーションの低下、チャレンジ意欲の低下は甚だしいのではないかと思います。

研究所に残ったメンバーも、これからも研究所内での壮絶な椅子取りゲームを繰り広げないといけないでしょうからね・・・

 

そこで、社長は目下の経営維持のために、売れ筋の大型薬とパイプラインが豊富なベンチャー(シャイヤー社)を丸ごと購入するという決断に至ったというのが、今回の一連の流れと考えるのが妥当でしょう。

自前主義では薬が生み出せないなら、買ってくるしかないというのは、今や日本の製薬メーカーの多くがとっている手法ではありますが、世間を驚かせる巨額買収と裏で実施されてきた壮絶なリストラは、何かと問題視されるのは当然ですね。

 

【元武田社員の行く末】同業他社?外資やベンチャー、異業種転職も!

武田リストラ⑤

さて、ここで気になる情報がのっていたので紹介したいと思います。

「捨てる神あれば拾う神あり」というように、武田を去った研究員たちを「うちに来てください」と快く迎えてくれる場所もあるようです。

上の表は、武田を辞めた「元武田研究員」の現職を調査してまとめたものだそうです。

 

まず、最も多いルートが同業他社への転職です。

アステラス製薬、エーザイ、大塚製薬、塩野義製薬、小野薬品工業、大正製薬、ノバルティス、その他後発品メーカーなどへの転職者が多くいます。

国内製薬王者の武田・湘南研究所で研究あるいはマネジメントしていた経歴があるのです。

出身大学も東大、京大などの名だたる名門大学を出ている人も多く、武田を辞めたからと言って転落人生というわけでもなさそうです。

とくに管理職をつとめた人の中には、JTや富士フィルムHD傘下の富山化学工業の役員や部長職といった華麗なる転身を遂げている人もいます。

 

他のルートとしては、ヘルスケアメーカーへの転職化学系メーカーへの転職も多いようです。

ヘルスケアメーカーというと、ベンチャー企業や製薬会社を支援するCRO、CMOといった企業を含みます。

化学系メーカーは、東レや旭化成などで、製薬会社でも化学系の研究を専門にしていた方などは転職しやすいでしょうね。

他には、海外経験があって英語力の高い研究員などは、商社への転身もされている例があるようです。

 

※私が勤めていた会社の辞め組の場合も、やはり同業他社の研究員としてお声がかかるというパターンが多かったです。

もちろん大手製薬4社と、中堅と比較すると年収は下がるでしょう。しかしながら、それでも高給取りの製薬メーカーです。若干下がってもいいということで、中堅メーカーにいく人がおおいように思いました。

一度高めてしまった生活水準はなかなか下げられません。とくに住宅ローンや、子供の教育費などなど・・・大手製薬会社の収入を元に将来設計をしていた方々は、本当に大変な思いをされていました。

 

【武田薬品の今後】シャイヤー買収の「勝ち」「分け」「負け」パターン

武田リストラ④

さて、このように最近話題豊富な武田薬品ですが、リストラ敢行&シャイヤー買収後の展望がどうでしょうか。

「勝ち」「分け」「負け」の3パターンで掘り下げていきましょう。

「勝ちパターン」

シャイヤー買収によって、利益水準やキャッシュが増加。巨額の借金も3~5年でメドがつく。次回訪れるパテントクリフは2024年(シャイヤー・武田両会社の主力製品の特許切れ)。それまでに、ここ数年実施したR&D改革の芽が出て、大型新薬が生み出せているというパターン。

つまり、シャイヤー買収でR&D改革の時間稼ぎに成功というのが、武田が最も目指すところです。

「分けパターン」

分けパターンも、2024年までは同じで、分かれ道になるのはR&D改革が成果を出せず、2024年のパテントクリフとともに崩れかけるというシナリオ。これを打開するために、再び大規模なリストラと買収を繰り返す可能性も高いのが現状です。

「負けパターン」

最後の負けパターンは、シャイヤー買収による利益水準の向上やキャッシュ増が、期待通りとならないパターン。多額の借金の返済メドもたたないまま、2024年のパテントクリフを迎え・・・

あとは想像にお任せしますが、最悪の事態となるのは間違いないでしょう。国内No.1の座を明渡し、役員は総辞職・・・となりかねませんね。

 

【まとめ】武田薬品のシャイヤー買収裏で断行されているリストラ

以上、これまでも度々とりあげてきた「武田薬品」の現状と今後についてでした。

最後の3パターンをみていただくとわかるように、これまで実施してきたR&D改革と、シャイヤー買収は、武田が社運を賭けた大博打だというのが現状です。

そのため、社内外からも多くの賛否両論が沸き上がっているのでしょう。

まずは、シャイヤー買収後3~5年間の武田の経営状況には十分に注目していく必要がありそうです。こちらのブログでもまた取り上げたいと思います。

参考にしていただけると幸いです。

 

【参考:製薬会社に就職・転職したい皆様へ】

製薬会社への就職・転職には英語試験が必須!

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・外資製薬の場合は、英語面接がある場合も!英語面接対策は週末ブートキャンプがおすすめ!2日間の短期集中英会話キャンプ【 English Boot Camp 】


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「あれ、意外と話せる!」と英会話への苦手意識を克服して、多少文法などがおかしくても堂々とした対応ができるよう教えてくださいます。

 

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